しずく「ところで歩夢さんの話をしてもいい?」かすみ「もう勝つ気ないよね」
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◆bncJ1ovdPY
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2022/12/07(水) 05:11:39.60 ID:lBGY4EZO0
〜
歩夢「お待たせ。……今日はしずくちゃんから連絡が来て、びっくりしちゃった」
しずく「いつも、探させてしまっていましたから。……私、覚悟を決めました」
歩夢「……お返事、くれるの?」
以下略
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◆bncJ1ovdPY
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2022/12/07(水) 05:12:38.28 ID:lBGY4EZO0
歩夢「……どうして、そんな言い方するの」
しずく「どうしてでしょう……私にも、分かりません」
しずく「でも、私は言わないといけない。……歩夢さんの言葉を、聞かないと」
歩夢「私の、言葉を……?」
しずく「歩夢さんは、私を……今でも……」
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◆bncJ1ovdPY
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2022/12/07(水) 05:13:45.48 ID:lBGY4EZO0
歩夢「……ごめんね、ひとつだけ嘘ついた」
歩夢「しずくちゃんのことならなんでも分かっちゃうって言ったけど……今まで、気付いてあげられてなかったね」
しずく「え……」
歩夢「でも、今やっと分かったよ。……まだ、迷ってるんだね」
以下略
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◆bncJ1ovdPY
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2022/12/07(水) 05:14:49.02 ID:lBGY4EZO0
しずく「す、好き、って……」
歩夢「答えて」
しずく「……でも、私の答えは」
歩夢「でもじゃないっ。私のこと、好き?」
しずく「ーー」
以下略
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◆bncJ1ovdPY
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2022/12/07(水) 05:15:30.76 ID:lBGY4EZO0
しずく「いつかは私から告白しようと思ってました。本当ですよ?最後まで勇気は出せませんでしたけど」
しずく「こんな弱い私が、歩夢さんと釣り合うわけがないんです。でも歩夢さんから好きって言ってくれた」
しずく「嬉しかったです、お受けしようと何度も思いました。でもなんとか踏みとどまっていたんです」
しずく「だってこんな私を、歩夢さんが好きだなんてーーそんなこと、あるわけがないっ!」
歩夢「!」
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36
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◆bncJ1ovdPY
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2022/12/07(水) 05:16:11.90 ID:lBGY4EZO0
歩夢「……、……」
しずく「……嘘なんて、最初からついてないですよ。隠し事はずっとしてきましたけど」
しずく「でもそれも、今日で終わりです。もう嘘も隠し事も、何も残ってなんて」
歩夢「違うよっ!私にじゃない、しずくちゃんにだもん」
しずく「私、に……?」
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◆bncJ1ovdPY
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2022/12/07(水) 05:16:52.59 ID:lBGY4EZO0
歩夢「定期買ってもいいけど、近くに引っ越した方が早いかな。進学先もそこから考えて……」
しずく「ちょ、ちょっと待ってくださいっ」
歩夢「……なに」
しずく「本当に、その……」
歩夢「だから言ってるよね、本気だって」
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◆bncJ1ovdPY
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2022/12/07(水) 05:18:05.99 ID:lBGY4EZO0
しずく「……本当に、何でもいいんですか」
歩夢「うん」
しずく「後悔しませんか」
歩夢「しないよ、少なくとも私はね」
歩夢「だからしずくちゃんも、してほしくないことは言わない方がいいと思うよ。……今から言ったら、本当にしちゃうから」
以下略
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◆bncJ1ovdPY
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2022/12/07(水) 05:18:53.60 ID:lBGY4EZO0
しずく「……なんて、冗談でもそんなこと出来るわけがーー」
歩夢「ーー目閉じて。今からするから」ソッ…
しずく「!?な、何を」
歩夢「というか少し静かにしててくれないと、唇にキス出来ないんだけど」
しずく「あ、ぇ、ぁ……」
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◆bncJ1ovdPY
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2022/12/07(水) 05:19:51.71 ID:lBGY4EZO0
しずく「……ほんと、え、なん……で……」ツー
歩夢「やっと信じてくれた?」
しずく「で、でも……だって……っ」
歩夢「……もう。まだそんなこと言うの?」ギュッ
しずく「ぁ……」
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◆bncJ1ovdPY
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2022/12/07(水) 05:20:40.72 ID:lBGY4EZO0
しずく「……、……。……もっと、ぎゅっとしてください」
歩夢「ん……」ギュウウ
しずく「……えへへ……。ほんとに、ウソじゃないんだ……」
歩夢「ずっとそう言ってるのに」
しずく「じゃあキス、キスくださいっ」
以下略
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