【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.5
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70: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/12/02(金) 23:10:23.25 ID:2TO5gjwT0

(……まずい)


AIが命乞いをするという非現実。
本来なら鼻で笑って捨てるほどのSFなのに、死の間際に見せたその曲芸が、あまりにも出来が良すぎた。
この島にいる人間は、全員この島以外に大切な誰かを置いてきている。
精神の支えともいうべき存在の姿を借りて、その声そのもので呼びかけられれば誰でも揺らぐ。
この裁判で何度も押し寄せた困惑と躊躇。
そのいずれも比べ物にならないほどの波が、一瞬でわたしたちを飲み込んだ。


真乃?「それに……わたしを殺そうとしても……全力でみんなが守ってくれます……っ!」


AIが懐から取り出したリモコン。
ボタンを一つ押したかと思うと天井の窓ガラスが一瞬にして砕け散り、見慣れた存在が落下した。


ルカ「エグイサル……っ!」

甜花?「にへへ……みんなで“守護”してくれるから……先にこっちを倒さないと、甜花に刃は届かない……」

小糸?「こ、こんなのでどうやってわたしを殺すんですか……!」

(こ、こんなの……)

(こんなの、どうしようもない……)


そもそもが間違っていたのだ。
私たちはあくまでゲームの中の登場キャラクター。
思考や行動はゲームのルール内に制約されているし、そのルールを書き換える力など私たちにはない。

そんなことができるのはゲームを作った製作者か、せいぜい……



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