【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.5
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64: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/12/02(金) 23:03:53.66 ID:2TO5gjwT0

自分の終末を、彼女の終焉を『人生』という言葉で飾り付けたのは私たちへの愛着なのか、それとも自己の倒錯への苛みからか。
実体を持たない存在にしては壮大すぎるほどの遺言を並べ立てた。
本来なら、こんな感情の起こりはエラーとして切り捨てられるもの。
正しい動作の阻害要因として排他されていたかもしれない。
優秀が過ぎるが故に生まれてしまったAIの、流すはずのない涙。
頬に一筋ばかり伝わせ、それを口角で拾い上げるようにして笑顔を作った。


雛菜「……あは〜」

雛菜「透先輩はそんな風に笑わないって〜……」


その笑顔の不出来さに、市川雛菜は心の底から歓喜した。
彼女がこの島の生活で見出した、もう一人の浅倉透への感情。
それに間違いはなかったのだと改めて確認できたからだ。




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