163: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/08(木) 23:06:59.05 ID:PtCBDhPH0
最後の方は、もう殆ど聞こえていないのではないだろうか。
怖くて、怖くて目を伏せてしまった。周りが少しざわついているような気がする。あぁ。終わった。
早苗さんの手は、ずっと僕の手を握ってくれたままだったけれど……。
「うふふっ……アイドルの恋は秘密よ♪」
そう言って、うつむいたままの僕の頬を両手で挟んで。
「あはは!しゃんとなさい!次は堂々と聞いてきなさいよ♪」
早苗さんはウインクをして、ペロリと舌を出した。
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