102: ◆xMUmPABXRw[sage saga]
2022/11/27(日) 16:51:01.92 ID:EM6Mdgk00
「ええええっ!?ス、スカウトですかっ!ナナ、メジャーデビューできるんですかっ!?」
表情をコロコロ変えながらずっと驚いている。
それもそうだろう、おそらくずっともがいていた暗闇に、急に光が差しこんだのだから。
「はい。菜々さんを必ずトップアイドルにします」
右手を差し出す。
ファンとアイドルとしてではなく、プロデューサーとアイドルとしての、最初の握手。
「あ、ありがとうございますっ!よろじぐおねがいじまずっ!」
涙声まじりに握り返してくれた小さな手は、あの頃よりちょっとだけ、硬くなっていた。
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