965: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/15(木) 02:49:24.30 ID:J+r4F7N00
■Intermission🍊
──結局、天睛の火道から飛び出して、叡智のゴミ捨て場にたどり着いた時には、すでにウルトラビーストの反応は消えていた。
穂乃果さんも同様だったらしく、フソウに到着すると同時にパタリと反応が消えてしまったそうだ。
そして、私は……あの後すぐに、天睛の火道に戻ってきたんだけど……。
そこに、せつ菜ちゃんの姿はもうなかった。
千歌「せつ菜ちゃん……様子がおかしかったよね……」
それはわかっていたんだけど……私もウルトラビーストのもとへ急行しなくちゃいけなかったし、完全にテンパってしまっていた。
意識して、使わないようにしていたZ技まで使っちゃったし……。
千歌「せつ菜ちゃんに悪いことしちゃったな……」
結果として、私がダリアの方に行く意味はなかったわけだし……。
まあ、どちらにしろ放っておくわけにはいかなかったけど……。
千歌「今度会ったら、ちゃんと謝らなくちゃ……! そんでもって、せつ菜ちゃんが満足出来るまで、バトルに付き合ってあげよう!」
私はそう心に決めて──天睛の火道を後にし、もう一つの目的地に飛ぶことにした。
🍊 🍊 🍊
──ローズシティ、ローズジム。
真姫「はい、ルガルガン」
千歌「ありがとうございます、真姫さん」
私はローズシティの真姫さんのもとへ訪れていた。
理由はもちろん、ルガルガンを手持ちに戻すためだ。
真姫「ルガルガン、どこも異常なく健康だったわ」
千歌「はい、ありがとうございます!」
心身共に問題もないそうで、これで抜けたルカリオの穴も埋まったし、一安心。
真姫「そうだ、千歌……」
千歌「なんですか?」
真姫「最近、せつ菜に会ったりした……?」
千歌「え!?」
ちょっとタイムリーな名前が出てきて、思わず驚きの声をあげてしまう。
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