911: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/13(火) 03:23:27.64 ID:r2gRr5pF0
■Intermission🎙
──ウテナシティ、ポケモンリーグ。
せつ菜「チャンピオンは不在ですか……」
ダイヤ「はい……申し訳ありません。四天王戦は通常通り出来ますが、勝ち抜いてもチャンピオン戦は……」
せつ菜「いつ戻られるかはわかりますか……?」
ダイヤ「すみません……最近、千歌さんは捕まらないことが多くて……。こちらから連絡は入れておきますが……」
せつ菜「……わかりました。ありがとうございます」
私はダイヤさんに頭を下げ、踵を返して、ポケモンリーグを後にする。
チャンピオンの不在を聞いて、私は早速出鼻を挫かれてしまった。
ただ不在なだけならまだしも……ダイヤさんのあの口振りだと、チャンピオン戦をするためにリーグに戻ってきてもらえるかも怪しい。
そうなると──
せつ菜「やはり、地方のどこかにいる千歌さんをどうにか見つけて、バトルしてもらうしかない……」
もちろん野良試合で勝っても、すぐさまチャンピオンになることは出来ないだろう。
だけど、私は千歌さんとは何度もバトルしているからわかる。彼女は野良バトルだから負けてもよかった、なんて思えるタイプじゃない。
きっと私が善戦したら、決着をつけなくては気が済まなくなるはず。
だからこそ、今はとにかく千歌さんを見つけてバトルを申し込む。
それが、私が最速でチャンピオンになる方法なのには、間違いがない。
せつ菜「問題は千歌さんがどこにいるか……」
せつ菜として地方を回っている間は、頻繁に千歌さんを探していたつもりではあったけど……最近はウラノホシのご実家にも帰られていなかったようだし……。
せつ菜「最後に会ったのは、確か10番道路ですね……」
なら、もう一度10番道路に向かって、会えることに賭けるべきか……?
いや、あそこで何をしていたかは定かではないけど、用もなく道路のど真ん中にいるとは到底思えない。
せつ菜「せめて、何か手掛かりがあれば……」
私は必死に頭を動かして考える。
一刻も早く千歌さんを見つけなくては。
お父さんの手前であんな啖呵を切ってしまった以上、1秒でも早く結果を出さなくてはいけない。
チャンピオンになると宣言したからと言って、いつまでも黙って待っていてくれる人じゃないことなんて、もうわかっていることだ。
せつ菜「会えれば……千歌さんとバトルさえ出来ればいいんです……!」
今まで、勝ったことはないけど──あと、ちょっとのところまで来ている。そういう手応えは確かにあるんだ。
私のチャンピオンへの道は──もう、すぐそこに見えているんだ。
だからこそ、探さなくちゃ……!
せつ菜「千歌さんの居場所を知っている人がいれば……」
そう独り言ちた、そのときだった。
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