886: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/11(日) 19:11:27.75 ID:6zYh2+nI0
🎹 🎹 🎹
私たちがポケモンセンターに到着すると、どうして真姫さんが飛び出して行ったのかがわかった。
カフェスペースに備え付けてあるテレビモニターからは──警察車両に囲まれた建物の映像。
しずく「中央区のビル内で人がポケモンに襲われたって……」
かすみ「だ、大事件じゃないですかぁ!?」
歩夢「怪我人も出てるって……大丈夫かな……心配……」
3人の言うとおり、ビジネスタワーのビル内で、ポケモンが大暴れする事件が発生したらしい。
偶然居合わせたポケモントレーナーによって、どうにかそのポケモンを無力化することは出来たらしいけど……怪我人も出ているらしい。
不幸中の幸いというべきなのは、怪我人は転んで軽傷を負った程度のもので、襲われたことが原因で大怪我をした人はいないとのこと。
侑「これじゃ……ジムを飛び出して行ってもおかしくないよね……」
「ブィ…」
リナ『うん。ジムリーダーは街を守るのも仕事だからね』 || ╹ᇫ╹ ||
それこそ、ジム戦をしている場合じゃない状況だ。
しずく「こうなってくると……当分の間はジム戦は難しそうですね……」
かすみ「うぅ……さすがにこれは仕方ないよねぇ……」
リナ『中央区は安全確認が出来るまで、立ち入りも出来ないみたいだね』 || ╹ᇫ╹ ||
となると……この街で出来ることはかなり限られてくる。
それに、どのタイミングでジム戦受付が再開されるかもわからないし……。
侑「……真姫さんの言ってたとおり、他のジムを先に巡っちゃう方がいいかもしれないね」
しずく「そうですね……ここで待っていても、本当にいつジム戦の受付を再開するかもわからないですし……」
リナ『そうなると……東のクリスタルレイクを越えた先のクロユリシティに行くか、街を北に抜けて11番道路沿いに西のヒナギクシティを目指すかになると思う』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「クロユリかヒナギクかぁ……」
歩夢「クロユリとヒナギクは、ローズシティを経由するから……どちらにしろ、どっちかの町に行ったら、ローズに戻ってくることになるね」
侑「考えようによっては、むしろ都合がいい気もするけど……」
どちらにしろ、ローズにジム戦をしに戻ってくる必要はあるわけだしね。
ただ、問題はどっちに進むかだ。
侑「私は……クロユリに行きたいかな」
リナ『何か理由があるの?』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「私、クロユリのジムリーダーの英玲奈さんに会ってみたいんだ」
──彼女はこのオトノキ地方の中で最強のジムリーダーと呼ばれている。
ジムリーダー序列というジムリーダー内での総当たり試合の勝率でも頭一つ抜けているし、その実力は四天王と同等……もしくはそれ以上なんて噂もあるくらいの人だ。
ストイックで鍛錬に余念がなく、むしポケモンによる畳みかけるようなバトルスタイルから、付いた通り名は『壮烈たるキラーホーネット』。
まさにポケモンバトルのスペシャリストみたいな人だ。
もちろん、全てのジムを回る以上、いつかは会えるとは思うんだけど……クロユリかヒナギクかと言われたら、私はポケモンバトルのスペシャリストである英玲奈さんに会ってみたかった。
かすみ「じゃあ、次はクロユリシティですかね?」
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