671: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/01(木) 11:18:32.59 ID:RGwRBCJA0
にこ「それにしても……よく“ハイパーボイス”の中心を“ソーラーブレード”で撃ち抜こうなんて思ったわね」
かすみ「え、えっと……光の方が音より速いって……前にしず子が言ってたから……」
にこ「なるほどね……。でも、それを実行する胆力は大したものよ」
かすみ「えへへ……そ、それほどでも……」
にこ「にこの次にすごいと認めてやってもいいわ」
かすみ「……はぁ〜〜〜?」
にこ「最近の新米トレーナーも捨てたもんじゃないわね」
かすみ「勝ったのはかすみんなんですけど〜? この期に及んで、まだ自分の方がかすみんより上だと思ってるんですか〜?」
にこ「はぁ……ジムリーダーにはね、本気の手持ちってのがあるのよ。ジム戦突破の実力はもちろん認めてあげるけど、本気のにこに勝とうなんて、100年早いわ」
かすみ「な、な、な……!! なんですか、その態度!! じゃあ、本気の手持ち出してくださいよ!! かすみんがボコボコにしてやりますよ!!」
にこ「やめときなさい。泣いて帰る羽目になるわよ」
かすみ「それはこっちの台詞ですよ!! ぼっこぼこにしてやりますから、フィールドについてください!! しず子!! 手持ち回復して!! かすみんのバッグの道具使っていいから!!」
しずく「え、いやー……本当にやめておいた方が……」
かすみ「いいから!! 早く、今すぐ!!」
にこ「本当にいいのね? 本気の手持ちを使っても」
かすみ「当たり前です!! これで手加減なんかしたら、かすみん許しませんからね!!」
👑 👑 👑
にこ先輩の本気の手持ちとやらとの戦いは……かすみんの手持ちの数に合わせて5匹対5匹で行われました。
結果は──
かすみ「──……ぅ……ぇぐ……しず子ぉ……っ……」
しずく「よしよし。頑張った頑張った」
かすみ「……がずみん……でもあじもでながっだよぉ……っ……」
しずく「仕方ないよ、相手は本当に歴戦のトレーナーなんだから。いつか強くなって、見返せるように頑張ろう! ね?」
かすみ「ぅ……ひぐ……っ……うん……っ……」
にこ先輩の1匹目のポケモンに5匹全員為すすべもなくやられるという惨敗に終わりました。
かすみ「……いつか……かすみんが勝つもん……」
しずく「うん、その意気だよ、かすみさん!」
いつか、誰にも負けないポケモントレーナーになってやります……。
もちろんアイドルトレーナーとしても一番になれるように、かすみん、これからも強くなるんですから……!
一番星が輝くダリアの星空の下、涙をぐしぐしと拭いながら、次へ進むために、歩いて行きますよ……かすみんは……!
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