253: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/09(水) 20:42:39.99 ID:hVp6cgNM0
■Intermission👏
ゆうゆの寝ている部屋を後にして、ロビーに行くと、
リナ『あ。愛さん』 || ╹ᇫ╹ ||
リナちゃんがふわふわと浮いていた。
愛「や、ここに居たんだね」
リナ『……今の歩夢さん、そっとしておいた方がいいと思ったから』 || 𝅝• _ • ||
愛「うん、その方がいいと思うよ」
リナ『愛さんはもう行くの?』 || ╹ᇫ╹ ||
愛「約束があるからね」
リナ『そっか。……最後に聞きたいことがあるんだけど……いい?』 || ╹ᇫ╹ ||
愛「何かな?」
リナ『なんで、“そんなもの”を付けてるの?』 || ╹ᇫ╹ ||
“そんなもの”。リナちゃんの視線は──私の首に巻かれたチョーカーに向けられていた。
愛「……このチョーカー、似合ってないかな?」
リナ『…………』 || ╹ _ ╹ ||
愛「…………」
リナ『言えない事情があるなら、これ以上追及はしない』 || ╹ᇫ╹ ||
愛「そっか。質問はそれだけ?」
リナ『もう一つ』 || ╹ᇫ╹ ||
愛「何?」
リナ『何で、あんな場所で待ってたの?』 || ╹ᇫ╹ ||
愛「……。理由は説明したと思うけど……」
リナ『愛さんの強さなら……一人でも問題なかった気がする』 || ╹ᇫ╹ ||
愛「あはは、それは買いかぶりすぎだよ。ゆうゆたちがいなかったら、愛さんここまで来れなかったって」
リナ『……そっか。じゃあ、質問はこれだけ』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
愛「そう? それじゃ、もう行くね」
リナ『うん、ごめんなさい。変なこと聞いて』 || ╹ᇫ╹ ||
愛「いいよ。それじゃ、二人によろしくね」
リナ『うん、伝えておく』 || ╹ ◡ ╹ ||
リナちゃんに手を振りながら、私はポケモンセンターを後にする。
街灯の少ないコメコシティの夜道を歩きながら、考える。
愛「リナちゃん……ね」
名前といい、あの妙な鋭さ、物言い。思い出してしまう。
そして、
愛「あのニャスパー……」
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