160: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/04(金) 11:35:16.54 ID:U/9mkAOw0
しずく「……正真正銘の幽霊船だったって、ことかもね」
かすみ「……なんか、とんでもない目に遭いました……」
思わず溜め息を吐いてしまいます。
しずく「とりあえず、フソウ島まで急ごうか……もう、随分遅くなっちゃったし」
かすみ「朝までに着くのかなぁ……」
もうすっかり夜ですからね……。徹夜はお肌の敵なんですけど……。
そのとき──prrrrrrとポケギアが鳴り出す。画面に表示された相手を見ると……。
かすみ「……曜先輩!? もしもし!!」
曜『かすみちゃん!? よかった、繋がって……かすみちゃんもしずくちゃんも、遅いからずっと連絡入れてたのに、電波が届かないって言われて心配してたんだよ……?』
しずく「す、すみません! すぐ、フソウ島へ向かいますので!」
曜『二人とも怪我はない? 無事?』
かすみ「はい! 疲れましたけど、一応無事です!」
曜『そっかそっか。私、今14番水道にいるから、途中で合流しようね! ラプラス、GO!』
『キュゥ〜』
電話を切ると──空に向かって、七色の綺麗な光の筋が一直線に夜空を切り裂いているのが見えた。
かすみ「わー……綺麗ー……」
しずく「恐らく、曜さんのラプラスの“オーロラビーム”ですね。あれを頼りに合流しようということだと思います」
かすみ「うん。それじゃ、マンタインお願い」
「タイーン」
かすみんたちは、あのオーロラの根元を目指して、海の上を走り出すのでした。
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