シンエヴァ もう一つの終わり ver1.12
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43:名無しNIPPER[sage saga]
2022/10/10(月) 23:58:35.71 ID:R3+wBdbD0
 と、低い地鳴りが始まる

 あたりを見回すシンジとレイ

  :
  :

=== 丘の広間 俯瞰 ===

 地鳴りとともに、天井や壁面から細かな砂埃が落ち始める

 斜面から小石がいくつか転がり落ちる

  :
  :

===《神殿》の入り口 ===

 シンジとレイを見下ろすゲンドウ

ゲンドウ「行け、シンジ、レイ。ここはもう終わりだ」

シンジ「父さん……」

 次第に大きくなる地鳴り

 倒れたまま動かない初号機を振り返るシンジ

シンジ「でも……どうしよう――」

AAの声『ヘイカノジョ! 乗ってかなーい?』

シンジ「!」

 崖の縁から姿を現す12号機の巨体

 差し出した左手のひらに乗る3人のAAたち

 AA1が快活に手を振っている

ユイ「シンジ」

シンジ「母さん……」

ユイ「真希波さんを」

 力なく座り込んでいるマリ

 うなずくシンジ

 歩み寄るシンジ

シンジ「マリさん」



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