【走れメロス】コロナ禍の大学生「メロメロスは激怒しためろ」
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16:名無しNIPPER[sage saga]
2022/10/02(日) 14:29:56.41 ID:TBjx1CWm0
今はメロスも覚悟しためろ。スタバに行ってフリーWi-Fiに接続するより他に無いめろ。
ああ、パリピも照覧めろ! 
馴染めないおしゃれ空間と、謎単語と謎サイズによる注文にも負けぬ愛と誠の偉大な力を、いまこそ発揮して見せるめろ。
メロメロスは、気取ってスタバに飛び込み、店員の
「無料と有料のカスタマイズがあります。ショート、トール、グランデ、ベンティとご用意しております。いかがなさいますか?」
という、百匹の大蛇のようにのた打ち荒れ狂う質問を相手に、必死の闘争を開始しためろ。渾身のコミュ力を発揮して、謎が押し寄せ渦巻きする頭で、なんのこれしきと聞き返し聞き返し、めくらめっぽう、ししふんじんの客の姿には、店員も哀れと思ったか、ついに丁寧に教えてくれためろ。
心にダメージを受けつつも、見事、一杯のショートサイズのホットコーヒーを、注文することが出来ためろ。
これでフリーWi-Fiにつなげるめろ。ありがたいめろ。
メロメロスは野うさぎのように小さな身震いを一つして、椅子に座り、高速バスを調べためろ。
一刻といえども、むだには出来ないめろ。陽は既に西に傾きかけているめろ。
大学の近くの駅に行ける高速バスを見つけ、コーヒーを急いで飲み干しスタバを出て、ぜいぜい荒い呼吸をしながらバス停へ走り、バス停を見つけ、ほっとした時、突然、目の前に四人の知事が躍り出た。

「待ちなさい」
「何のつもりめろ、井戸、西脇、吉村、そして百合子。メロメロスは陽の沈まぬうちに大学へ行かなければならないめろ。」
「不要不急の外出、越県をお控えいただきますようにお願いしております。」
「メロメロスは火急の用事で越県するめろ。それにメロメロスには大学生の他に肩書は何も無いめろ。その、たった一つの肩書も、これから教授にくれてやるめろ。」
「密です!」
「さては、教授の命令で、ここでメロメロスを待ち伏せしていためろな!?」
 知事たちは、ものも言わず一斉に緊急事態宣言を振りかざしためろ。メロメロスはひょいと、からだを折り曲げ、あすかの如く身近かの一人に襲いかかり、その言葉尻を奪い取って、
「気の毒だが正義のためめろ!」
と猛然一撃、たちまち、三人を殴り倒し、残る百合子のひるむ隙すきに、さっさと走って高速バスに飛び乗っためろ。



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