佐々木「はあ……えっちしたいなぁ」キョン「え?」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2022/09/19(月) 21:39:38.14 ID:9zYVhOWxO
「なんだい、キョン?」
「いや……今お前、えっ」
「言ってない」
ああなるほど。そうかそうか。わかったよ。
「すまん。空耳だったようだ」
「うん。わかればいいんだよ」
俺は空気を読める男なので聞き流してやる。
「さて、話を戻そうか」
「そうだな」
「キョンはどんな女の子が好きなんだい?」
ん? そんな話だったかと思いつつも答える。
「そうだな……やっぱり笑顔が可愛い子が」
「それは難しい注文だ」
「え?」
「人には向き不向きというものがある。もちろん気持ちはわかる。僕もキョンの子供っぽい笑顔に何度胸を撃ち抜かれたことやら。とはいえ、それを僕に望むのはあまりに酷だ。残念だけど諦めてくれ。いや諦めるべきだ」
「待て待て。人の好みを否定するなよ」
諦めるように諭された俺が困惑して遮ると、佐々木はまるで捨てられた犬のような目で。
「キョン……お願い。別のに変えて」
「そうだな。じゃあ、スタイル抜群で……」
「キョン!?」
両手で机を叩いて立ち上がった佐々木が詰め寄り、端正に整った顔を歪ませて懇願する。
「生まれ持った性格や体型は変えられないってことくらいキミだってわかるだろう!?」
「でも努力すれば……」
「でもじゃないの!」
わかったわかった。仕方ない。こうしよう。
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