式波・アスカ・ラングレー「あれが……ウルトラマン」碇シンジ「エヴァだよ」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2022/08/11(木) 22:42:19.81 ID:1XahXAgcO
ズ ズ ン ッ ! !

「うぐっ!? 痛〜〜〜っ!!」
「アスカ! 大丈夫!?」
「いいからさっさと撃ちなさい!!」

両腕の内部構造が破断して堪らず悲鳴をあげるアスカ。早く撃たないと。しかしなかなか狙いが定まらない。焦る。逃げたい。でも。

「逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……!」
「くぅ……シンジ……早く……!」
「逃げちゃダメだ……!!」

気が遠くなりそうな刹那。光線を発射する。

「外した!?」
「バカ! もっとちゃんと狙いなさい!」

禍威獣のコアを掠めて大気をプラズマ化させるスペシウム133の閃光。外してしまった。
やっぱりダメだ。自分には出来ない。でも。

「シンジ! アンタはグズでノロマで無責任な七光りだけど! あたしのバディでしょ!?」

アスカは必死に駄目なシンジを守っている。

「アンタがやらなくて、誰がやるのよ!?」
「ッ!?」

シンジの両眼が、蒼く染まる。M87の輝き。

「アスカ、君が望むなら……僕は!!」

ウルトラマンにでもなんでもなれると思う。

『目標、完全に沈黙!』
『シンジくん、アスカ。お疲れ様』
『よくやったなシンジ。今日はすき焼きだ』

次弾命中。状況終了。父さんがウザかった。

「ふん。なによ、やれば出来るじゃないの」
「全部アスカのおかげだよ」
「今日のところは花を持たせてあげる」

なんだ、意外と優しいじゃんと思っているとアスカは恥ずかしそうに、こう耳打ちした。

「気張ったら、ちょっと出ちゃったわ」
「フハッ!」

フハッを持たせたアスカはやれやれと呟く。

「今度からはオムツ必須ね」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

姿見えなくとも、遥か鼻先でぷんと香った。
高笑いするシンジの顔の横に差し出される手のひらに触れて、遅ればせながら握手する。

恐る恐る握ると強く握り返し応えてくれた。


【脱糞の瞬間、手のひら、重ねて】


FIN


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