キョン「で? へライザー統領ってのはなんだ」涼宮ハルヒ「……これ」
1- 20
2:名無しNIPPER[sage saga]
2022/08/04(木) 23:49:47.30 ID:yFIqENcuO
「で? へライザー統領ってのはなんだ」
「……これ」

あまりにも惨めなハルヒに奇行の理由を問うと渋々といった感じでスマホを取り出しへライザー統領を名乗るYouTuberの動画を流す。

「なるほどな。こいつに影響を受けたのか」
「べ、別に影響を受けたわけじゃ……」
「悪の秘密ぼっちって肩書きは、たしかに語呂が良くて響きが魅力的だな」
「でしょ!? なんだあんたもわかって……」
「でもよ、ハルヒ」

たとえ相手が奇人変人狂人だとしても、同調した上で突き放す論法はよく効くものだ。

「お前はSOS団の団長で団員を抱えている身分なんだから悪の秘密ぼっちにはなれない」
「ふわふわ……もこもこ……まっしろ」

正論を口にすると、ハルヒは口を尖らせて。

「……団員と戦闘員がどう違うってのよ」
「似たようなもんだ。そもそもこのへライザー統領閣下も、戦闘員という名の信者に支えられている。ぼっちなんてのは建前なのさ」

そう諭すと納得したらしくウィッグを外し。

「このウィッグ有希に似合うと思わない?」
「案外長門みたいな奴がネット上では雄弁だったりするのかもな」
「じゃあ、あんたは大便てこと?」
「フハッ!」

戦闘員1号たるこの俺が世界に先陣を切ろう。

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「うぇっ。かわいちょ」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

感じたままに世界を敵に回すと確かに自己を保てた。ってことにしておこう。やほほー。


【涼宮へライザーの覚醒】


FIN


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
7Res/4.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice