36: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/26(火) 20:48:49.20 ID:vGK5oIj1O
「本当は敵意を向けてくる魔法少女相手に使って欲しいのだけど、そのような使い方は
拒むだろうと考えたから、期待を込めてそのような書き方になった」
「梨花ちゃんだったら、きっとそう思う。W−2のメンバーだけど、少なくない?」
「あまり人数が多すぎると、相手にあらぬ誤解を与えるかもしれないから、
少数精鋭で部隊を構成することにしたんだよ」
「規律厳守……明日香さんは道場があるし、ささらさんも来てくれるかな?」
「竜城明日香は、師範代としての立場もあるし、ずっと道場を離れるわけにもいかないはずだ。
交渉に協力してもらうだけでも構わない。美凪ささらは、戦闘よりレスキューがメインだね」
「受難って、却って危ないことになりそうな気がする……」
「いろはお姉さんの気持ちも分かるよ。でも、確実に魔女を倒き切りたいから、協力を仰ぎたい」
「わたくしたちが置かれている状況を考えると、本人には災難だと思うけど、利用価値があるよ」
「ただ、本人は受難によるトラブル気質を酷く気にしている。交渉に赴くときは、みふゆが一緒だといいかもしれない」
「みふゆさんは、薬学部の受験を控えてなかった?」
「わたくしが作った模試もA判定が出せるほどになったから、駆り出してもいいよ。
浪人で借りのある身分なんだから、こういう時は協力してもらわないとね」
「話は今日中に僕たちから通しておくから、いろはお姉さんの都合がつく日に、
お姉さんからみふゆに声をかけてくれればいいよ」
「それなら、週末に交渉に行くつもりだから、帰ったらみふゆさんに電話する。
私以外のみかづき荘のみんなは、どうするの?」
「国内に残って、七瀬ゆきかと共に、隠れている魔女の炙り出しをするんだよ」
「支援チームは、W−2で戦闘チームの移動や、交渉時の翻訳などを手助けしてもらう。
戦闘チームはその名の通り、戦闘に専念してもらいたい。ただ、いろはお姉さんには、
ユニオンの代表として、海外の魔法少女に、みふゆと一緒に交渉してほしい」
「分かった。こっちの案はマシンに関係するものだね」
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