190: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/09/05(月) 21:58:00.50 ID:0V5CcO3mO
「魔女って倒すとさ、魔法少女に得になる素材を落とすよね?その素材を使って、
私たちは自分たちを強くしてるよね?こ、これってさ……その……」
「ある意味では、形を変えたカニバリズムかもしれないわね」
「…………魔女が落とす素材の出所を考えれば、そうなりますよね」
「あ、あとは……いずれ、一般人のコピーが現れても、おかしくないと思うわ」
「……そ、それが本当だったら、私たち、誰も信じられなくなっちゃうよ」
「アリナとミラーズの繋がりが明かされた時から、可能性は考えられたの。
あくまでも可能性どまりだったけど、現実になってしまうかもしれない」
「本当に疑えばキリがないですけど、もしもに備えて対策を立てないと、
日常生活もままらなくなりますよ」
「憶測でしかないけど、ミラーズの記憶読み取り対策として、開発されたアクセサリー。
これがコピーの炙り出しに使えるかもしれない」
「そういえば、これをつけてミラーズに入ったときは、コピーたちはアクセサリーの
破壊に躍起になっていました!」
「よっぽど都合が悪いんでしょうね。これをつけていたら襲ってくる魔法少女、
もしくは一般人がいるとすれば……」
「それが外に出てきたコピーかもしれない、ということですね」
「……コピーが外に出てきているという話は、あくまでも可能性でしかないわ。
だけど、あり得ないと断言することもできない。今度の会合で、このことを
みんなに話しましょう」
「賛成です」
三人は話を切り上げると、その日は各々自室に戻り、就寝を迎えた。
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