29: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2022/07/15(金) 23:28:53.63 ID:fyoNDgrB0
俺達の後方で無造作に停車し、乗り捨てられているエノク。その裏から駆逐艦が4人、艤装を構えつつ一斉に飛び出す。
「艦隊戦、やってみせるさ! Feuer!!」
「我らの本当の力を見せるわ。 Feuer」
1934型駆逐艦の、Z1 Leberecht MaassにZ3 Max Schultz。
「さぁーケンカだケンカ!ぶっ放すよー、Fuoco!!」
「イタリア駆逐艦の本当の力、教えたげる!! Fuoco!!」
Maestrale級駆逐艦、2番艦のGrecaleと3番艦のLibeccio。
装備は全員あくまで12.7cm連装砲。駆逐艦以外も装備自体はできるがする機会は滅多に無い、艦娘の艤装としては最低火力に位置する。
陸上ゆえ当然魚雷も使用できず、駆逐艦が発揮できる火力は“対深海棲艦”で考えるならたかが知れている。
『ォ゛………オ゛…………』
(#*゚∀゚)「イ級の轟沈を確認!!」
ただ、既に“有効打”によって損傷を受けている敵艦へのトドメとしては、それでも十分だ。
「ジョルジュ大尉!Admiral正面の敵艦、轟沈させたよ!!」
_
( ゚∀゚)《しっかり見てたぜFreyline!次は俺達の前にいるホ級に一発頼む!》
「ッ! Ja!すぐに行くよ!!」
「……レーベ、いやに張り切ってるわね。
Z3、次の敵艦へ砲撃を開始したわ。効果の程の報告をお願い」
( <●><●>)《軽巡ト級に損害あり。有効なのはわかってます》
《第5小隊よりGrecale、私達の正面にいるロ級への攻撃もお願いできる!?》
「Ruggero♪ Grecale、追加のお仕事入りまーす。えーい!!」
「まだまだぁ、リベの活躍は始まったばかりなんだから!
Fuoco!! Fuoooco!!!」
《Libeccioの砲撃に合わせろ!第8小隊、前進!!》
歩兵小隊に照準を向けている艦を排除すれば、後は自由射撃だ。とにかく手当り次第派手にぶっ放させ、俺達の存在をアピールする。
『グゴッ!? ………ギィアッ!!』
『『『ガァアアアアアッ!!!』』』
( <●><●>)《正面敵別働艦隊、戦車隊・主力艦隊に対する砲撃を大幅に減退させています。非ヒト型の多くが目標を我々に変更しつつ有ることは解ってます》
猛烈な射撃によってレーベたちの存在を認識させたことで、優先順位が変わる………とまではいかないが、俺達への警戒レベルは大幅に引き上げられる。
そりゃそうだろうよ。駆逐艦ゆえに火力は貧弱だが、鼻先に展開していた部隊に艦娘がいると解ったんだ。手早く潰さねえと何されるか解らなくて不安だよな?
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