エンド・オブ・ジャパンのようです
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18: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2022/07/12(火) 23:23:12.74 ID:w5bakKhd0
……なのだが、前回の防衛戦ではこれがちょっとばかり“ハマりすぎた”。

(;'A`)(まぁ、あんだけやられて警戒しないほど向こうも間抜けじゃねえよな)

約2400隻。コペンハーゲンとルール地方、ベルゲンを【泊地】化したことで爆発的に兵力を増強した深海棲艦による、ドイツ南部への一大攻勢作戦。恐らく開戦以来最大規模のこの陸上進攻において、しかしながら奴らはあまりに自軍の物量を過信していた。

ベル=ラインフェルト中将の──当時はまだ大佐だったが──指揮下、ただでさえ少数の兵力をさらに薄く広く分散した防衛線。これを一息に押し流そうと、或いはこちらが施す何らかの仕掛けを纏めて踏み潰そうと、向こうもまた大きくフロントラインを広げた上で全方面での総攻撃に移行。

そして、戦力の展開傾向や艦隊の移動法則から割り出された各方面軍の主力群・旗艦隊に、当時まだ出来たてホヤホヤだった俺達【機動迎撃大隊】とイッシ=ストーシュル大佐の下で基地航空隊・空母艦娘艦載機隊と機甲師団を合流・再編させた【混成機械化打撃群】が前線を食い破った上で一挙に強襲をかけ仕留める。

この、“現代のマンシュタイン”が描いた青写真はそのまま一分の相違もなく具現化された。ヤパーヌフリークのイヨウ少将は「ツリノブセ」やら「オケハザマ」やら興奮気味に言ってたが、まぁ名前はどうでもいいだろう。

挙がった“戦果”は………正直50隻をこえたところで面倒になって数えるのを辞めたよ。一週間と経たず滅びを迎えると世界中から思われていた祖国は、寧ろその半分以下の期間で未曾有の大艦隊を消滅させることに成功したわけだ。

その後はご覧の通り。相当なトラウマを植え付けられたらしい連中は、これ以前の散発的な攻勢も含めていかなる時であっても古代ローマのファランクスもかくやの密集陣形で押し寄せ病的に分散・孤立を避けるようになった。

旗艦の位置自体は前以上に容易くとしても、こっちはさっきも言った通りベルリンの一件で壊滅的な打撃を受けて以降戦力は数も質も不足している。下手に策を弄されるより、こうした純粋なソヴィエト赤軍式の物量攻勢を仕掛けられる方が正直かなり手を焼かされる。
  _
( ゚∀゚)《ドク、こちらジョルジュ=オッペル!全小隊が配置についたぜ!》

( <●><●>)《後方にてツン大尉の機甲師団、それとミルナ大尉の別働隊も戦闘準備完了。総攻撃の機会が整ったことは解ってます》

('A`)「よし」

まぁ、あくまで「散兵攻勢と比べて」の話で。

('A`#)「ツン、Bismarck、攻撃を開始しろ!!

Feuer, Feuer!!」

別にこれについても、“やりよう”は幾らでもあるけどな。


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