125: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/01/06(金) 23:01:37.23 ID:hW0KQOZL0
視界が歪み、色を失うほど辛く重い現実。
だけどそれらは、既に“起きてしまった”ことだ。
どれほど強く悔い、嘆こうとも、状況は変わらない。僕の力量が突然爆発的に跳ね上がるわけでも、【学園艦棲姫】が消えてなくなるわけでも、死んでいった人達が生き返るわけでもない。
龍驤さん達の回復が早まることも、沈めてしまった艦娘達も戻ってくることもない。
ならば、どうすればいいか。僕に何ができるのか。
幸いなことに、その答えだけははっきり理解できている。
「“海軍”ロスパロス泊地より新たに2個艦隊が戦線に合流!現在戦闘海域から南方120km地点に搭乗の輸送機が到着しています!」
(;´Д`)「更に40km程前進した後の降下を!【学園艦棲姫】進路上の戦力は徹底的に厚く!!」
「父島鎮守府・扶桑指揮下南方艦隊群、補給拠点の確保と再集結を完了したとのこと!」
(;´Д`)「現在位置を固守・厳戒しつつ敵艦隊の動向確認まで待機を!付近の艦娘、或いは基地航空隊から発艦可能な彩雲があれば投入して扶桑さんたちの前面哨戒をさせるように!
扶桑さんたちの出現・前進によって棲姫の北西と南西の防備が薄くなるはずです、航空隊の突入経路を至急策定、【Shark Head】に共有してください!!」
「“海軍”マスバテ島鎮守府、バブヤン島【特派府】混成艦隊より入電!棲姫東方距離65km地点において艦隊群規模の深海棲艦と遭遇!艦種に戦艦水鬼の存在を認む!」
(;´Д`)「その付近にボアク島泊地とラバウル米軍基地の連合艦隊が居たはずです、速やかに位置情報を送信し合流指示を!
さっき展開完了した第9空母打撃群に基地航空隊発艦要請!漸減攻撃にて敵の足を遅滞させる!!」
戦い続けることだ。
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