6: ◆t8EBwAYVrY[saga]
2022/07/01(金) 22:12:18.10 ID:VK39oSdq0
ソー「ようし」ザッ
実況〈えっ……!? ふ、服のまま土俵に上がったぞ!く、靴は脱いでいるが服を着たまま相撲を取る気か!?〉
ソー「ジパングの民よ!これよりこのソー・オーディンソンがスモーチャンピオン、ヨコヅナを成敗する様をお見せしようぞ!」
\ザワザワ……/ \あいつ正気か?/ \でも面白そうだぞ/
ソー「今ここに、このドヒョーに、真の神であるソーが参上した!一介の人間に過ぎぬ偽りの神に鉄槌を下してくれる!」
\ワハハハハ!/ \言うじゃねえか余所モン!/ \がんばれー!応援してるぞー!/
実況〈こ、このソーと言う男、観客に手を振っている!まるで初っ切り(※)だ!これで本当に横綱に挑むつもりなのか!?〉
※初っ切り…取り組みの前に、相撲の禁じ手をコミカルに紹介する見世物。力士が客席に手を振ったり、行司を抱え上げたりと面白おかしいモノ
ホーガン「ソー! 礼儀を……」
行司「き、君!どういうつもり――」
播磨灘「かまわん行司。名乗りも要らん。やらせたる」
行司「っ……」
シフ「ソー、相手はミッドガルドの純粋な人間よ。勝負になるわけがない。大人が子供をいたぶるようなマネはアスガルドの王子にふさわしくないわ」
ソー「ミッドガルド人といえど神と称えられている男だ。問題ない」
シフ「しかし……」
ロキ「兄上、スモーは始まる前にドヒョーに塩をまいて清めるのがならわしだ。これを使うといい」スッ
ソー「そうか。これをまけばいいんだな」ムンズ バサァーッ
ソー「さあ、これでいいだろう。早くやろうヨコヅナ」
播磨灘「……相撲とったことあるんか?」
ソー「霜の巨人との力比べなら幾千とこなしてきた。ジパングで神と呼ばれる男の強さ……見せてもらおうぞ」
播磨灘「おのれ、何様のつもりじゃ」
ソー「神様だ」
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