勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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858:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/26(日) 09:31:37.91 ID:RKoe7B/E0
『船尾楼』


グピグピ プハァ


盗賊「うぃーー」ゲップ

学者「足り無い血は良く食って補って下せぇ…寝ると造血促されるんで食ったら寝て下せぇよ?」

盗賊「おう!!腹いっぱいになったら眠気が出来て来た…」ドター


ガチャリ バタン


闇商人「どうだい?落ち着いたかな?」

学者「もう心配無いっすね…2〜3日は貧血気味なんで大人しくしてりゃ全快しやすよ」

闇商人「それは良かった…僕はこれから荷を持って一度ならず者の街へ戻る」

盗賊「んあ?もう行動すんのか?」

闇商人「大事に至る前に武器を配らないと…と思ってね」

盗賊「そうか…まぁ気を付けて行ってくれ」

闇商人「護衛にリコルとラシャニクアを連れて行くよ…それでゲス君!」

学者「へ?俺?」

闇商人「引き続き沈没した海賊船からお宝を引き上げて居て貰いたい」

学者「そりゃ良いんすが…こっから先は船をちっと解体せんと入って行けんので時間掛かるんすよね…」

闇商人「これまで引き上げた財宝は全部持って行くから…これからの稼ぎが僕達の分さ」

学者「えええええ!?全部持って行っちまうんすか…」

闇商人「代わりの材料はこっちに持って帰って来る…象牙に琥珀…それから良質のワニ革」

学者「琥珀!!」

闇商人「ポーションの材料だったよね?」

学者「琥珀はそのまんま金に換えられやすねウヒヒヒ…そっちの方が軽くて済みそうっす」

闇商人「…という事でアラン…しばらく僕は行ったり来たりするから君は体を癒しておいて」

盗賊「そうさせて貰うわ…ちっと寝る」ドテ

闇商人「沖の正規軍とも僕が話して置くからそのつもりで…」ノシ


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