812:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/26(日) 08:22:38.98 ID:RKoe7B/E0
『甲板』
ザブ〜ン ユラ〜
盗賊「ラス!!どうだ?もう難破船の残骸は見つけられんか?」
女ハンター「この広い海でそんな簡単に見つけられると思う?」ジロ
盗賊「まぁ無理だな…」
女ハンター「晴れ間が見えて来てる…そろそろ船を進めたら?」
盗賊「んんん…まだ他に生きてる奴が居るかもしれんと思うと…」
女ハンター「だからこの周辺にはもう居ない!!」
盗賊「そうか…だが先に水葬を済ませる」
女ハンター「助からなかったのか…」
盗賊「一人だけ生きている…目を覚まして他の仲間の遺体なぞ見たくないだろうしな」
女ハンター「仲間…」
盗賊「察するに一緒に逃げたんだろうよ…運悪く嵐に巻き込まれちまったが…」
女ハンター「あの小さな船に…乗ってた仲間…」
盗賊「想像出来るか?極限の飢えでも支え合ってた仲間…鉄の足枷が付いているから多分この下に沈んでる」
女ハンター「そう…じゃぁ仲間の所へ還さないと…」
盗賊「俺はお前の仲間になれてるか?」
女ハンター「え!?…」---仲間---
---いつの間に---
---雇われじゃ無くなってる---
---望遠鏡で見た夢の世界に---
---いつの間にか入り込んでる---
---これが夢---
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