勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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796:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/26(日) 08:06:28.48 ID:RKoe7B/E0
『船尾楼』


ガチャリ バタン


学者「あ!!兄貴ぃ!!今海図と世界地図整理してるんすけど…」

盗賊「んあ?記打った場所動かすなよ?」

学者「分かって居やすよ…これが行き先っすね?」

盗賊「まぁな?名前はもう忘れた」

学者「何があるとか分かってるんすか?」

盗賊「夢の中の事だからあんま覚えて無いのよ…そこに村か何かあるぐらいしか思い出せん」

学者「大丈夫なんすかね?…そんな感じで?」

盗賊「寝りゃ又なんか夢見るかも知れん…今度は俺も分かってる訳だからもうちょい詳しく分かれば良い」

学者「とりあえずの行先は…ええと…」

盗賊「その記は多分あの派手な婆ぁの寄港地だ…2〜3つすっ飛ばすのを考えてる」

学者「もう半月以上差があるんで結構厳しいっすねぇ…」

盗賊「どうせ寄り道して数日滞在してんだろうから追い付けると思うんだけどな…」

学者「それと兄貴ぃ…海図に書かれてる岩礁地帯なんすが…世界地図と比較してちょとズレて居やすね…」

盗賊「なぬ!?」

学者「世界地図の方が正確そうなんで修正した方が良いっすよ」

盗賊「世界地図には岩礁なんか書かれて無いぞ?」

学者「いやいや…島の場所とか地形がズレてるんす」

盗賊「そういう事か…岩礁は避けたいな」

学者「これもう一枚海図起こした方が良くないすか?」

盗賊「そうだな…地図書くのは割と得意だから書き直すわ…うむ…確かに世界地図の方が色々詳細に書かれてんな…」ジロジロ


ググググググ ユラ〜リ


盗賊「お!?」キョロ

学者「おとととと…」

盗賊「そういや復元力の確認するとか言ってたな」

学者「居室に突っ込んだ荷もそろそろ片付けたいっすね」

盗賊「そうか?俺はこのままでも良いがな?」

学者「グチャグチャじゃないっすか…」

盗賊「なんつーか…木箱と樽に守られてる感じがしてよ…そうそう秘密基地みたいな感じだ」

学者「これ崩れたら出入口塞がっちまいやすぜ?」

盗賊「ヌハハお前にゃ分からんか…木箱の陰の安心感がよ…この隙間から向こう側を伺うんだ」コソーリ

学者「ギャング育ちは感性がちっと違いやすね…」ヤレヤレ


ググググググ ユラ〜リ


盗賊「おわっとととと…こりゃ荷が崩れそうだ」ガシ

学者「ちっと荷室に片づけやしょう」


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