勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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764:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/26(日) 07:45:34.97 ID:RKoe7B/E0
『お手伝いロボ』


カチャカチャ…


盗賊「よっし!異常は無さそうだな…」パカ

盗賊「んん?アレ?なんでだ?エリクサーの量が増えてる気が…」

女ハンター「…」シラー

盗賊「んん?あん時傾いてたんかな…まぁ良いや…当分エリクサーは問題無さそうだ」カチャ

ロボ「ピポポ…」クルリン ウィーン

盗賊「待て待て…また油差して無ぇ」ガシ

ロボ「ピ…」ジタバタ

女ハンター「ねぇ…あのカゲミって言う人」

盗賊「んん?どうした?」

女ハンター「幽霊船に乗って居た人とそっくり…」

盗賊「あぁ…幽霊船に乗ってたのは多分マルコだ…カゲミはそいつの影武者やってたのよ」

女ハンター「影武者が必要な程危ない事を?」

盗賊「そん時俺は知らんかったんだが…マルコも白狼の盗賊団の一味だ…表の世界で顔が知られちまってるのよ」

女ハンター「そういう事ね…」

盗賊「白狼の盗賊団が…勇者一行…世間にゃ知られて居ないがな…」

女ハンター「その全員の行方が不明になって居る原因が…シン・リーンの魔術師のせいね」

盗賊「カゲミ曰く…そういう事なんだろうが…多分他にも色々情報持ってるぞ?アイツ」

女ハンター「どうしてそれが分かる?」

盗賊「あいつは昔から情報を小出しにして俺らを利用しようとすんのよ…まぁ信用は出来るから安心しろ」

女ハンター「それと…女でもあり男でもあるって言うのは?」

盗賊「そのまんまだな…体は女だが中身が男なんだ…」

盗賊「それなりに修羅場生き抜いて来たからバヨネッタの引き金引くのも早い」

女ハンター「ふ〜ん…」

盗賊「なんだお前?気になんのか?」

女ハンター「いや…あういうタイプの人間は初めてだから…」

盗賊「お前も男っぽいが…やっぱどう見ても女だな?」

女ハンター「うるさい!」ドス

盗賊「おわっと!!今ロボに油差してんだから邪魔すんな!!」


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