762:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/26(日) 07:44:06.47 ID:RKoe7B/E0
『とある宿屋』
ガチャリ バタン
盗賊「なんだ普通の宿屋じゃ無ぇか…客もそこそこ入ってる」キョロ
闇商人「この部屋は特別らしい」
盗賊「んん?何も変わった所無いぞ?」
闇商人「さぁ?僕はそれ以上の事は知らない」
剣士「なんか下に倉庫部屋が有るね…僕そっちに行こうかな」
盗賊「まぁ珍しいっちゃ珍しい間取りだが…」
闇商人「さて…君の船はいつ修復が終わるんだい?」
戦士「早くて2週間程…と聞いたのが3日前だね」
盗賊「あと10日ぐらいは出港出来ん様だ…」
闇商人「そうかい…じゃぁ僕も色々片付けなければならない事があるんだ…そうだな一週間後に又ここに来る…それで良いかい?」
盗賊「俺ら旧市街地の方でも宿を取っててよ…」
闇商人「それは困ったな…あちらは盗賊ギルドの縄張りなんだ…下手に僕が近づけない」
戦士「まぁ向こうは引き払っても良いのでは無いか?」
盗賊「そうだな!!明日にでも戻って置いて来た荷物取りに行こう」
戦士「それにしても何故それほど盗賊ギルドを毛嫌いに?」
闇商人「裏切った傭兵が僕の顔を知って居るのさ…まだ盗賊ギルドに雇われて居るかもしれない…どうも下半身に節操が無い連中でね」
盗賊「なるほど?…そりゃフードで顔隠しといた方が安全だわな」
闇商人「そういう事で…一週間後に又…」
盗賊「おいおい待て!!どうせ俺らも暇な訳よ…何か手伝える事あるならやっても良いんだぜ?」
闇商人「ドワーフの海賊達と海上取り引きなのさ…知らない人間を連れ歩くのは邪魔にしかならない」
盗賊「そうか…まぁ一旦お別れか…」
闇商人「大丈夫さ…一週間もあれば戻れる…まぁ僕が居なければ困るのは君だろう?僕を置いて行くとも思えない」
盗賊「おいおいそう困らせないでくれ」
闇商人「じゃぁ又…」ノシ
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