753:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/26(日) 07:38:37.99 ID:RKoe7B/E0
『真っ直ぐな通路』
ガタゴト ガタゴト
戦士「今どちらの方向に向かって居るか分かるか?」
盗賊「もう分からん…外海に出るのか内海に出るのか…行って見てからのお楽しみよ」
戦士「もう日が落ちている時間だが…全然出口が見えん」
盗賊「あーーそれはな?ゆっくり傾斜している区画と水平の区画があって出口が見通せなくなってんのよ」
戦士「そういう事か…」
盗賊「防衛上そんな事になってるとか聞いたな…ミネア・ポリスでの話だが」
学者「この通路の一つ上の層もいろいろギミックがあるんすよ?側道が多いのもそういう理由らしいっす」
戦士「爆風を避けるとかか…」
学者「そうっすね…そういうのを上手く利用して機械と戦うんすよ」
戦士「こちらの大陸でも古代では向こうの大陸と同じ様な感じだったのか…なるほど」
盗賊「どういう訳かこっちの大陸は向こう程ボロボロじゃ無い様だが…」
戦士「しかし…随分歩いた…老体に堪える」ボキボキ ノビー
女オーク「まだ荷車に空きが有るから乗って少し休んで良いわ…」
戦士「いやぁ若い者に負ける訳にイカン…」
少女「父!何か匂うぞ」クンクン
剣士「本当だ…何の匂いだろう?」クンクン
盗賊「おっとぉ…なかなか休め無さそうだな?」チャキ
カサカサ サササッ
盗賊「んん?フナムシだな…」
学者「じゃぁ海が近いって事っすよ」キョロ
盗賊「こう暗くちゃ出口も分からんな…」
少女「水の音だ…200メートルぐらい先で海の匂いもする」クンクン
盗賊「そんなら見える筈だけどな…」
剣士「ねぇ…この出口って水没してるんじゃない?」
盗賊「なぬ!?」
剣士「なんか行き止まりな気がする…」
学者「行って見やしょう!!」ダダ
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