勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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73:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/30(木) 20:52:42.20 ID:KpvTj3yS0
『作業台』


ドサリ ガラガラ


女海賊「これ何?」

女戦士「超硬合金の板だ…これで防具を作ってくれ」

女海賊「ええ?こんなんで作ったら重いよ?」

女戦士「全身フルアーマーでは無い…急所に弾が当たらん様にする程度だ」

女海賊「プレートスケールって事かぁ…そうだな皮ベースで防弾に使うだけなら軽いか」

女戦士「出来るだけ沢山作るのだ」

女海賊「おけおけ!丁度クマの毛皮が余ってるんだ」

女戦士「盾は自分で作る…装備が揃えば銃を連射されても私一人で突撃も出来る」

女海賊「ちょ…エド・モント砦にソロで突っ込む気?」

女戦士「弾さえ弾けば私は打たれ強いと知って居るだろう?」

女海賊「ふ〜ん…まぁ良いや!お姉の装備をクマ風にするわ」

女戦士「弾を弾けば何でも構わん」

女海賊「なんか楽しみ増えたな…リカ姉ぇはネコ風にするか…私はクモだな…」


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『夕方_古代遺跡』


タッタッタ


商人「情報屋!ここは危ないから教会に戻るよ」

情報屋「危ない?」

商人「夜に狭間が深くなってレイスが出るかも知れないんだって…教会なら安全なんだ」

情報屋「そう…でもどうしてそんな事に…」

商人「月の影響じゃないかってさ…楕円軌道になって今までよりも地球に近い可能性があるらしい」

情報屋「それは大変な事ね…他の影響も出て来る…」

商人「もうすぐ日が落ちてしまうから君を迎えに来たんだ…」

情報屋「分かったわ…片づけるから少し待って」

商人「あぁ…資料を出しっぱなしだったか…手伝うよ」スタ

情報屋「月が楕円軌道してるって事をこの短い期間でどうやって測定したのかしら…」

商人「それは予測だよ…直径が大きく見えてる分近いのは当然だよね?」

情報屋「確かにそうね…」

商人「軌道は相当ズレてて毎日18度づつ変わってるらしい…今は南極の方角にあって昼も夜も月が見えっぱなしさ」

情報屋「緯度のズレは?」

商人「3度づつとか言ってたな…だから観測が難しいと思う」

情報屋「ホムンクルスの力を借りないと分から無さそうね」

商人「そうさ…さぁ…もう話してる暇は無い…行こう」


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