勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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729:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/26(日) 07:24:01.82 ID:RKoe7B/E0
『街路』


ワイワイ ガヤガヤ


剣士「実はね…姉さんは石の遠投が得意なんだよ」

学者「オークロードみたいな感じっすか?」

剣士「僕はオークロードを見た事が無いんだけど…拳ぐらいの小石なら300メートル位投げるのさ」

学者「ほーーー結構行きやすね」

剣士「もしそれが爆弾だったら?」

女ハンター「それは榴弾と言う…」

剣士「弓なんか使わなくてもそれで良いと思ったんだ…遠投して爆発したら鉛が弾ける…」

学者「それまさしく榴弾っす…ホラ?俺っち持って居やす…」チラ

剣士「姉さんは速さが命の戦い方だから重たい弓よりもその榴弾投げてる方が絶対良い」

女ハンター「300メートルと言うのは水平方向の話でしょう?…上にはそんなに飛ばないと思う」

剣士「あーーーーそうか…100メートルも飛ばないかぁ…」

学者「それでも上空で鉛が弾けるのはそれなりに効果有りそうっすね」

剣士「まぁ材料買って一回作ってみる」

学者「じゃぁ今から資材入手っすか」

剣士「うん!ついでに毒とか色々買って帰ろう…リコルさんの盾もパヴィースに改造するよ」

戦士「ハハ…クロスボウが無いがね」

剣士「いやいや榴弾投げて盾で守る…きっとそれで行ける」

戦士「なるほど…」

剣士「僕らには僕らの戦い方が有るよ…よーし!!やる事出来たぞぉ!!」


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『宿屋の納屋』


アーデモナイ コーデモナイ


学者「榴弾の構造を図解するとこんな感じっす…点火部分が2重になってるんすよ」

剣士「なるほどー…それで遅延して爆発するのか…」

学者「ミライ君の作る爆弾はその遅延を導線工夫してやって居やすね」

剣士「僕の爆弾は導線に火を点ける動作が必要になるんだ…咄嗟には使えないんだよね…うーむ…」

女ハンター「火打石で擦って点火してみては?」

剣士「なるほど…錬鉄擦れば火花が出るな…そこから導線に火が付けば良いか…」

学者「火薬入れる容器はポーションの空き瓶が丁度良い大きさなんでコレを使うとしてっすねぇ…」

剣士「口の部分に錬鉄で蓋をして…着火する細工か…よし!!何個か作って試してみよう」

学者「これかなり危ない実験になりやすぜ?即爆発するかも知れんっす…」

剣士「まず火薬無しで導線への着火実験かな…」

学者「じゃぁ俺っち必要になりそうな物調達してくるんで実験やってて下せぇ」

剣士「うん!!」


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