勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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716:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/23(金) 22:13:28.32 ID:rO0UWc+40
『翌日_作戦会議』


アーデモナイ コーデモナイ…


盗賊「…この船の最大の強みはたった3人で…いやロボ合わせて4人か…で自由に方向転換出来る回頭性だ」

学者「ふむふむ…」ウンウン

盗賊「これでほとんどのケースで相手の船を後方に回らせる事が出来る」

学者「ガレオン船と当たったのがまさにソレっすね」

盗賊「ほんで課題が…大きく揺れ動く見張り台からの狙撃が中々当たらん事だ…だからラス!!」

女ハンター「!!?」ピク

盗賊「お前の定位置は船尾楼の上のデッキ…もう一人で見張り台に上がるのは止めろ」

女ハンター「あそこは私の定位置…」

盗賊「お前一人で全部抱え込ませる訳にもイカン…すぐ隣に俺らが居れば色々分担も出来る」

女ハンター「…」

盗賊「てな訳でミライ!!新しい武器の説明を頼む」

剣士「おっけー!!」

女ハンター「新しい武器?」

剣士「ラスさんのライフルの弾丸…ちょっと改造したんだ」

女ハンター「改造なんか頼んで無い…勝手な事をするな」

剣士「焼夷弾さ…殺傷力はあまり無いけれど…着弾すると油に火がついて発火する」

盗賊「小さな樽を狙わんでも狙いやすい帆に着火すれば良いって事だ」

女ハンター「帆なんか簡単に突き抜けてしまう」

剣士「あぁ…正確に言うと着弾する前に破裂して火の玉に変わる」

女ハンター「なるほど…レンジの長い火矢という事ね」

剣士「何種類か作ったから試し撃ちしてどれが良いか確認して欲しい」

女ハンター「分かった…」

盗賊「撃つのはデッキからだぞ?それも訓練の内だ」

女ハンター「フン!!」スタスタ

学者「ミライ君…俺っちのバヨネッタも何か工夫無いっすかねぇ?…な〜んか此処ん所空気なんすが…」

剣士「いやぁ…それは完成されてるって言うか…工夫され尽くされてるんだよね」

学者「残念っす…トホホ」


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