勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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626:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/21(水) 20:04:28.53 ID:bVSMz8780
『食事』


ガツガツ ムシャムシャ


学者「うんま!!うんま!!」ガブリ モグ

少女「死肉がそんなに美味いか?」

学者「死肉?…これ普通の肉っす」モグモグ

少女「ゾンビを食べてる様にしか見えん…」ウゲー

学者「生魚食べるのもどうかと思うっすよ?」ガツガツ

女オーク「ミライ?松の実だけ取り出したわ…食べて?」

剣士「半分こしよう…姉さんも食べてよ…血が足りないでしょ?」

学者「ああ!!忘れてた…リッカさん傷を見せて貰って良いっすか?」

女オーク「え…そろそろ包帯を外したいのだけれど…」

学者「実験中なんす…」スルスル

剣士「姉さんの体で実験!?」

学者「ふむふむ…やっぱりっすね…」

女オーク「何?」

学者「オークは薬草とかポーションの類に効果が無さそうっす…使う意味無いっすね」

剣士「え?」

学者「リッカさんにポーション飲ませたんすけど普通は反応が出るのに出ないんすよ…傷も薬草有り無しで差が無い」

剣士「傷はもう塞がってるけど?」

学者「元々治癒力が高いんで塞がってるんすね…皮膚の具合に差が無い…薬草塗るとそもそも変色するのにそれも無い」

女オーク「オークは傷付くと薬草を少し食べる…他には琥珀とか」

学者「回復のさせ方が人間と違うんすね…でもポーション飲んで反応出ないのはどうしてなんすかねぇ…」

女オーク「病気に掛からない…から?」

学者「あああ!!そういう事っすか…実はっすね…オークの血は人間への輸血にスゴイ適してるんすよ」

女オーク「え?そんな事初めて聞いた…」

学者「戦場では失血が命取りなんすけどオークが居るとスゴイ助かるんす…輸血要員として」

剣士「それってオークを道具にしてるという事だよ」

学者「分かって居やす…だからオークを癒すのはどうすれば良いのか考えてるんす」

剣士「姉さんを癒すのは温かい湯…それから食事」

学者「温度を上げる…湯に効果あり…うーむ」

戦士「そうそう…この宿屋には湯を張った水浴び場があるのだよ?」

剣士「お?姉さん!!」

女オーク「湯に浸かりたかった所」

少女「私も行く…お前危険ある」

女オーク「じゃぁ一緒に…」スック


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