勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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617:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/12(月) 18:45:08.83 ID:X4eygvxo0
『桟橋』


ギシギシ


盗賊「包帯はまだ取れ無いのか?」

女オーク「ゲスさんがまだ取るなって…もう痛く無いのに」

盗賊「アイツはまぁ腐っても医者だからな…何か理由あんだろうな」

剣士「姉さん!!剣忘れてるよ…」

女オーク「そうだったわね…」スチャ

盗賊「武器携帯か…禁止されちゃ居ないが…毛皮の中にしっかり隠しとけ」

女オーク「分かった…」ファサ

剣士「なんか…他の人はみんな薄着だね」キョロ

盗賊「割と温かいからな?まぁ…毛皮着こんだからと言っておかしい訳では無いぞ?」

盗賊「高級品だから洒落て着こむ奴も多い」

剣士「僕この港の方までは来た事無いんだ…遠くから見てるだけだった」

盗賊「軽く説明するか?」


ええと…こっち側の大陸じゃ珍しく殆どの建物が地上に建ってる

一応地下都市は有るんだが先の大戦で大部分が埋まっちまった

キ・カイよりかなり気候が良いもんだから皆こっちに移住した訳だ

ほんで今は建築ラッシュ…木材が必要な訳よ


剣士「へぇ…入り組んだ地形が港に適してるのかな?」キョロ

盗賊「それもあるんだろうが…古代でも港だった様で色々都合が良いらしい…防波堤とかな?」

剣士「今日は何処で寝るの?」

盗賊「宿屋でも良いんだが…傭兵ギルドに宿舎があってそこを自由に使えるんだ」

剣士「僕達ギルドに入って無いけど?」

盗賊「あぁ気にすんな…そんな奴他にいくらでも居る」

剣士「なんか人が多い所は姉さん怖がるんだ…」

盗賊「そうか…ほんじゃ俺らの隠れ家が良いな」

剣士「俺ら?」

盗賊「昔の連れが集まる場所だったんだがよう…今は誰も使って無い…まぁ物置だな」

剣士「物置の方が落ち着くかな…」

盗賊「とりあえず俺は傭兵ギルドに預けてる金を取りに行くんだ…まぁ観光だと思って付き合え」

剣士「分かった…姉さん行くよ」グイ

女オーク「手は繋がなくてもちゃんと付いて行くわ」スタ


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