勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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588:名無しNIPPER
2022/12/12(月) 18:16:51.63 ID:X4eygvxo0
『1時間後』


ザブ〜ン ユラ〜


剣士「向こうの大砲は船尾の方に1台…後ろ向いてる!!」

戦士「どうやら海賊に間違いない…こちらに大砲が無いと知って追い越しを掛けて船首側から接弦してくる」

盗賊「真後ろに居てどうして大砲を持って居ないと分かる?」

戦士「乗っている人数だ…大砲を1門使うのに4〜5人必要なのだ」

剣士「向こうは10人以上居るよ!!」

盗賊「くそう!折角手に入れた俺の船に大砲なんぞ当てられたく無ぇ!!」

剣士「少し進路変えた!!右側から追い越して来そうだ」

盗賊「ようしやってやる…クロスボウ2台はゲスとリコルが使え!向こうが後方に居る内に俺らの方から寄せて行く」

戦士「先制するのか?」

盗賊「やらなきゃやられる!戦いはそういうもんだ…ミライ!!お前は監視台の上でしっかり観察しとけ!!」

剣士「分かったぁぁ!!」

盗賊「右に寄せて行くぞ?」グイ


グググググ ユラ〜


盗賊「射程に入ったらじゃんじゃん撃ってけ!!」

学者「ほっほっほっほ…炉と油を持って来やしたぜ?」ドタドタ

戦士「炉で火を点けてからから撃つのか…」

盗賊「リッカ!!乗り込まれたらお前が敵を引き付けろ!!戦闘の準備だ」

女オーク「え!!?私が人間と戦う…の?」

盗賊「戦わなきゃ皆やられるぞ…黙って準備しろ」

女オーク「そんな…」オロオロ

剣士「姉さん!!向こうの船の人はやる気みたいだ…もう武器を振り回してる」

女オーク「分かった…」ダダ


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