566:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/11(日) 12:52:22.93 ID:ckhR7HQw0
『夕方』
ぶはぁぁぁ ドタ
盗賊「やっと終わった…もうクタクタだわ」グター
女オーク「ふぅ…良い運動だった」
盗賊「さすがオークだ…豆しか食わんのになんでそんなに体力あんのよ…」
女オーク「イヤミ?」
盗賊「あぁ悪い…嫌味のつもりは無い…ミライは何処行った?」キョロ
女オーク「木材を持ってウロウロして居たから何か作ってると思う」
トンテンカン トントン
盗賊「その様だ…そろそろ宿屋へ戻るから呼んで来てくれ」
女オーク「分かったわ…」スタ
盗賊「ロボ!こっち来い…もうフラフラでよう…お前にもたれ掛からんと転びそうだ」
ロボ「ピポポ…」ウィーン ピタ
盗賊「どうよ?俺達の新しい家がどんどん出来上がっていくのは?」
ロボ「ピポポ…」クルクル
盗賊「そうか嬉しいか!!この船で向こう側に連れて行ってやる」ペチン
ロボ「ピピ…」ピタ
盗賊「…夕日が眩しいな?…」トーイメ
ロボ「…」ジー
盗賊「そういや孤児院からも夕日が良く見えたな?」
ロボ「…」
盗賊「俺はよう…あん時と同じ様な空気と同じ様な夕日を見るたび…もう一回まぶた閉じたら戻れる気がしてなぁ…」
盗賊「周りは色々変わっちまったが…頭ん中何も変わん無ぇ…なんだろうな?この虚しい感じ」
盗賊「お前はどう思うんだ?」
ロボ「ピポポ…」
盗賊「そうか…」トーイメ
---もっかいやり直せるなら…---
---いつもそう思うんだ---
877Res/1322.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20