勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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554:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/11(日) 12:43:20.10 ID:ckhR7HQw0
『数日後_キャラック船』


ザブ〜ン ユラ〜


学者「兄貴ぃぃ!!多分アレっすね!!」

盗賊「おぉぉやっと見つけたか…」

学者「良かったっす…やっと宿に泊まれそうっすね」

盗賊「やっぱ海図も羅針盤も無しじゃダメだな…地庄炉村に着いたら最優先で探すわ」

学者「これ勝手に入船出来るんすか?」

盗賊「知らん!!行ってみるしか無いだろ」

学者「そこらへん知ってる水夫も雇った方が良さそうっす」

盗賊「だな?お前金はどの位持ってる?」

学者「銀貨で400枚ぐらいと…金貨20枚って感じっす」

盗賊「結構持ってんな…俺は金貨15枚だ」

学者「もしかして俺っちの金をアテにして居やす?」

盗賊「帆が傷んでんだろ?張り替えにどんだけ掛かるか相場観が無いんだ…足りんかった場合はアテにする」

学者「盗賊ギルドの支援ってどんな感じか分からんのですか?」

盗賊「分からん…てか俺は姉御とあんま話せて居ないのよ」

学者「盗賊ギルドにどんな利が有るのか分からんすね…」

盗賊「ソレだソレ…どういう話になってるのかさっぱりな訳よ」

学者「もしかすると盛大に空ブルかも知れやせんね?」

盗賊「その場合は自力でフィン・イッシュまで行くだな」

学者「…この船で行けると思いやす?」

盗賊「まぁ海図と羅針盤がありゃ何とかなんだろ」

学者「雇う水夫次第になりそうっすね…」

盗賊「とりあえずだな…ここは布の産地で安く買える筈なんだ…ボロキレの帆を何とかすりゃ多分行ける」

学者「そんな簡単に思えんのですが…」

盗賊「おーし!!桟橋のど真ん中行くぞ!!降りる準備しとけ!!」


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