540:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/11(日) 12:34:24.94 ID:ckhR7HQw0
『小さな炉』
メラ パチパチ
学者「なんかちっこい炉を囲って食事するのも良い感じっすね…」モグ
盗賊「ほら干し芋焼けたぞ…食え」ポイ
女オーク「ありがとう…」ハム
盗賊「ミライは魚食うか?」
剣士「う〜ん…僕は芋が良いかな」
盗賊「なんだ魚が新鮮で美味いんだがな…」
剣士「僕は木の実とか根が好みなんだ…姉さんも同じ」
盗賊「そうか…まぁ良い…こりゃ魚が余りそうだ」ガブ モグ
剣士「レーション一杯あるけど?」
盗賊「そりゃ保存食だから残しとけ…どうしても食い物が足りない時に一口食えば良い」
剣士「そうだったんだ…」
盗賊「ほんで?掃除の方はどうよ?」
剣士「殆ど終わった…あぁそうそう!!荷室にあった樽に入った水…あれ水じゃ無くて油だよ」
盗賊「なぬ!?」
剣士「水なら凍るでしょ?」
盗賊「おぉ!!そういやそうだったな…油が残ってたのか」
学者「あ!!ロボに少し油をさした方が良いっすね…ここは海の上なんで錆びちまいやす」
盗賊「そりゃラッキーだ…そうか油が有るとなりゃ明かりにも困らんな」
学者「ランプ持って来て無いじゃないっすか…」
剣士「銅貨を叩いて延ばせば簡単な器は作れるよ…心材にロープの屑を入れればちょっとしたランプになる」
盗賊「お前作れるんか?」
剣士「僕は手先が器用で細工が得意なんだ…直ぐに出来るよ?」
盗賊「そりゃ助かるな…明かりが有ると無いとじゃ随分違う」
剣士「じゃぁ直ぐに作って来る…姉さんハンマー借りるね」スック
盗賊「銅貨ならたらふく持ってるぜ?」ジャラリ
剣士「あ!!それ使わせて貰うね」スタ
学者「いやぁ稀に見る良い人材を雇ったみたいっすねぇ…」
盗賊「だな?正直ここまで働けるとは思って居なかった…リッカは何か出来るんか?」
女オーク「え…私はミライの様に器用じゃないの…力仕事なら出来る」
盗賊「まぁそれで十分っちゃ十分だ」
---------------
877Res/1322.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20