勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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529:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/11(日) 12:26:42.99 ID:ckhR7HQw0
『昼前』


ユサユサ ユサユサ


学者「兄貴!そろそろ起きて下せぇ!」

盗賊「んが?」パチ

剣士「あ!!起きた?」

盗賊「やべぇ…がっつり寝ちまった…」ゴシゴシ

学者「昨夜は遅かったんすか?」

盗賊「まぁな?繋いである鎖を切るのに手こずってよ…」

学者「そら大変でしたねぇ…」

盗賊「寒くて死ぬかと思ったわ」

剣士「鎖?」

盗賊「あぁ気にするな…こっちの話だ」

剣士「そう…ねぇ朗報だよ!姉さんが船動かすの手伝っても良いと言ってるよ」

盗賊「おぉ!!説得成功か」

剣士「それで?これからどうすれば良い?持って行く物とか準備しないと…」

盗賊「う〜ん…お前等剣を使うと言ってたな?」

剣士「あるよ!!」

盗賊「なら最低限戦える準備だけしてくれ」

剣士「それだけ?」

盗賊「まぁ特に何か持って行く事も無いんだが…そうだ!今からソリを調達してくるからそこに荷物をまとめてくれ」

剣士「分かった!」

盗賊「おいゲス!!」

学者「へい!!」

盗賊「お前魚を買い付けて来い…あと塩とか適当に食料買ってソリに積んでくれ」

学者「分かりやした」

盗賊「そうだミライ!そこにある小さな炉を持って行って構わんか?それから石炭も欲しいな」

剣士「家に有るだけ持って行けるよ…石炭は樽に一杯分有るかな」

盗賊「まぁ何とかなるか…早速俺はソリ調達行って来るから荷物のまとめはやっといてくれ」

剣士「うん…姉さんにも伝えて置く」

盗賊「姉は何処行ったんだ?」

剣士「炭坑の方さ…向こうに色々荷物を残してるから取りに行った」

盗賊「そうか…出発は夜だから準備はゆっくりで良いぞ」

学者「じゃぁ兄貴!!買い付け行って来やす」タッタ


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