勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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464:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/20(日) 12:11:15.41 ID:ZniVZVNC0
『船長室』


ガチャリ バタン


女戦士「…浮島の進行方向は海図でいうこちらの方向だ…動いて居るから基準として使うのは望ましくない」

情報屋「あ…商人やっと来たわね」

商人「んん?何の話かな?」

女戦士「この海域で拠点を作りたいという話だ」

商人「ここに留まるのかい?」

女戦士「魔女の行方が分かるまではな…不明になったまま放置ではシン・リーンへ顔向けも出来ん」

商人「というか魔女はもう…」

情報屋「過去の記録を探しても魔女が居たという痕跡が見当たらないのよ」

商人「記録って?」

情報屋「まぁ壁画の写しなんだけれど…同年代の他の伝承でもそれらしき人物が居ない」

商人「不確定すぎるなぁ…」

情報屋「今までの未来君達の事から量子転移で次元を飛んだ場合…その場所を維持したまま過去に遡るのよ」

商人「…という事は海に落下した可能性が高い訳か…」

情報屋「そう…魔女なら石とか鉄に変性して海底で眠ってる可能性があるの」

商人「なるほど…」

女戦士「それにだ…大漁の金塊が沈んでいる事が分かって居るのだ…放置するのも勿体無い」

商人「あぁ…拠点を作って金塊のサルベージか…」

女戦士「そういう事だ…恐らく将来的にフィン・イッシュは貿易港になるだろう…ここに海士島の様な拠点があれば尚良い訳だ」

商人「じゃぁ君はここに定住するのかい?」

女戦士「いや…そのつもりは無い…足掛かりを作って外海を巡る…海賊なのだから」

商人「フフ…それで良いよ」



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