45:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/30(木) 20:32:17.21 ID:KpvTj3yS0
『半日後』
ブーーン ピピピ
商人「動いた…名もなき島と同じだ…」
盗賊「ほんじゃ俺はこのデリンジャーを頂くぜ?」
女戦士「それは私の物と少し違うぞ?」
盗賊「ちとデカいな?」
女戦士「単発で特殊な弾を使う様だ」
盗賊「ぬぁぁぁ使え無ぇじゃないか」
女戦士「ラッパ状の砲身からして散弾する弾だな」
盗賊「作ってくれよぉ…」
女戦士「丁度銅貨が20枚ほどその弾の入る場所に収まる…注意しながら試してみろ」
盗賊「ほう?銅貨をぶっ放す訳か…面白れぇ!やってみる」
女戦士「爆発の恐れがあるからそのつもりでな?」
盗賊「わーったわーった!!ちっと外で試してくんな」ダダ
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女戦士「この遺跡はどういう場所だ?」
商人「なにかの研究所さ…石板の図からして軍事研究所…かな?」
情報屋「恐らく剣士と未来君がここを拠点にして居たのよ…世界地図が記されて居るのは目的地を探す為ね」
商人「ここでもホムンクルスが作れるよね?なんでだろう?」
情報屋「その当時はホムンクルスがお手伝いさん役なのよ…だから色々な場所で作られた」
商人「なるほど…いつの時代か分かる?」
情報屋「この遺跡自体は大体6000年前…でも剣士と未来君がここに居たのは大体4000年前ね」
商人「あれ?なんか今までの法則から外れて居ないかい?」
情報屋「そうね…でも理由は分かってる…」
商人「??」
情報屋「剣士も未来君もそれぞれの時代で生きて何十年も過ごしているの…だから過去に戻るのは700年ピッタリじゃない」
商人「あぁそういう事か…」
情報屋「今まで私が言ってたのは大体700年づつ飛んでいるという話…実際には数年から十数年づつズレてる」
商人「なら随分歳を取ってるのか…」
情報屋「結論を言うと未来君はこの場所で老衰によって眠りについた…」
女戦士「老衰…」
情報屋「そう…生き抜いた最後に月を見上げた場所はハテノ村だった…壁画からそう読み取れる」
でもエルフの血が濃い剣士はまだ若かった…
だからその先も過去に戻ってオークの地に予言を残せた
女戦士「未来の骸は何処に?」
情報屋「壁画を見て?」ユビサシ
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