勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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417:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/20(日) 11:31:15.15 ID:ZniVZVNC0
『蜘蛛踊り』


ヨイヨイ クイックイ ヒョコヒョコ プイ


女海賊「やっぱ踊りはアラクネーが上手だなぁ…」

アサシン「クックック…これではアラクネーが主役になっているでは無いか…」

女海賊「それで良いんだって…それで通じるのさ」

アサシン「私にはよく理解出来ん…」

女海賊「新しい友達になったんだよ…こうやって通じ合ってる」

アサシン「なるほど…人間に足りない部分だ…」

女海賊「あれは求愛の踊りなんだ…愛を伝えてる」

アサシン「確かに…イルカも同じ様に何かを伝えて来る」

女海賊「ソレソレ!!そうやって共生する…命を尊重し合う」

アサシン「そうか…それが命の最も深い部分に刻み込まれ遺伝して行くのか」

女海賊「分かって来た?命の行動原理に愛が有る…赤ちゃんが教えもしないのにおっぱいの吸い方知ってるのも同じ」

アサシン「理解した…」

女海賊「おい!ダンゴムシ!!アラクネーに負けてるぞ?それで良いのか?」

ダンゴムシ「…」ジーー

女海賊「そっか…これで良いね」

ダンゴムシ「…」ジーー

女海賊「おいで…」

ダンゴムシ「…」カサカサ

女海賊「よしよし…今度逆立ち教えてあげる…これは相手を挑発する時に使うんだ…」

ダンゴムシ「!!?」ピク

女海賊「お?興味ありそうだね…おっし!ちょい見てろ…ほっ!!」クルン

ダンゴムシ「…」クルリン

女海賊「馬鹿!丸まるんじゃ無いよ…丸まる直前で止めるのさ…もっかい!!」

アサシン「…」---母と子---


---こうやって愛を刻んで行くのか---

---その記憶が遺伝する---

---生き物が持つ進化の秘宝---

---そして神はこれを搾取する---



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