325:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/20(日) 10:09:54.67 ID:ZniVZVNC0
『半日後』
キャァァァァァ キシャーーーー
女戦士「光の石から陰になる場所でレイスがいつまでも追って来るな…」
アサシン「お前達全員船底へ行けば居なくなるが?」
女戦士「そうは言っても海の魔物がいつ現れるか分からんからな…」
商人「そんなに簡単に船へ乗り込まないでしょ?」
魔女「海の魔物は基本的に大型なのじゃ…クラーケン然り…リヴァイアサン…スキュラ…全部大型じゃな」
商人「そんな何匹も居るのかな?」
魔女「さぁのぅ…じゃがここは外海じゃ…わらわ達の常識は通用せんぞよ?」
アサシン「クラーケンに襲われてはどうにもならんな…それを心配するのも無駄な事だ」
女戦士「違うぞ…倒す力は有る筈だ…そうだろう?魔女」
魔女「う〜む…自信は無いがマーマンを倒したやり方と同じじゃな」
アサシン「凍らせて砕くか…」
魔女「わらわの絶対零度と言う魔法はクラーケンをも凍らせる力がある…上手く使えば良いのじゃが…」
女戦士「とりあえず…少しでも魔物を遠ざける工夫をしよう」
商人「なにか考えが?」
女戦士「出来る事と言えば退魔の鈴をもっと増やす事だ」
魔女「ふむ…やれる事はやって置いた方が良いな」
女戦士「商人は帆下駄に上がれるな?」
商人「行けるよ」
女戦士「帆下駄の先端は退魔の方陣から外れて居そうだ…設置してきてくれ」
商人「なるほど…少しでもレイスを遠ざけたい訳ね…良いよ行って来る」
女戦士「各マストの上端もだ」
商人「おけおけ…それを言うなら居室も荷室も端っこの方に少しだけ方陣に入って居ない場所がある」
魔女「ふむ…わらわが退魔の砂銀を撒いて来よう」
商人「それだと船が揺れて動いちゃう…銀の釘を打った方が良い」
女戦士「分かった…私が行って来よう」
アサシン「静かな今の内に行って来い…ここは私とホムンクルスで見張って置く」
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