270:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/16(水) 20:50:40.55 ID:Xx1bIi7d0
『炉』
ジュゥゥゥ パチ
ローグ「串焼きの出来上がりっす…沢山あるんでどんどん食って下せぇ」
情報屋「おいしい!!」モグ
ローグ「生で食えやすぜ?切り身のオリーブオイル漬け…これが最高に美味いんす」ペロン モグ
女戦士「なかなかに贅沢な食べ方だ…」ハム モグ
ローグ「ホムンクルスさんも呼んできやすね」ダダ
情報屋「女戦士はあまり沢山食べないのね?」
女戦士「おかしいか?」モグ
情報屋「どうして体力があるのか不思議だなと…」
女戦士「あまり食べ過ぎると父のようになる」
情報屋「コントロールしているのね」
女戦士「そもそも少食だから苦では無い…気にするな」
ローグ「さささホムンクルスさんも串焼きを食って下せぇ…」スッ
ホムンクルス「はい…頂きます」ハム モグ
女戦士「クジラとは何か話せたのか?」
ホムンクルス「魔王島が浮上してしまったと…」
情報屋「ええ!!?それはどういう事?」
ホムンクルス「かつての魔王島が復活したのです…今で言うニライカナイですね」
情報屋「浮上…やっぱり海に沈んで居た…それが竜宮と言われた場所」
女戦士「魔王島と言われて聞捨てならんな…」
ホムンクルス「時の王の話では1700年前まではそこに有った様ですね…その後沈められた」
情報屋「クジラはその辺りの事何か知らないの?」
ホムンクルス「クジラは記憶を子孫に残す術がありませんので寿命の範囲でしか知らない様です」
情報屋「どのくらいの寿命?」
ホムンクルス「長く生きたクジラで1000年ほど…しかしその個体は既に死んで居ます」
女戦士「もしかしてそのクジラと言うのが…」
ホムンクルス「はい…飛空艇に生まれ変わったクジラですね…私の友達でした」
情報屋「犬笛でどの程度の会話が?」
ホムンクルス「単語で200種類程…言語能力は人間でいう6歳くらいの子供と同程度です」
情報屋「じゃぁ詳しい話は聞き出せそうに無いわね」
ホムンクルス「クジラは住処が無くなってしまって困っている様です」
女戦士「私達にどうにかしろと?」
ホムンクルス「それはお願いされていません…ただ行き場を失って居るのです」
情報屋「クジラにニライカナイまで案内させてみては?」
女戦士「ふむ…クジラが先導するのであれば帰って来られる可能性も高いな」
ホムンクルス「お願いしてみましょうか?」
女戦士「話してみてくれ」
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