250:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/16(水) 20:34:47.21 ID:Xx1bIi7d0
女狐「勘違いしてるかも知れないけれど私の子では無いとだけ言っておく」
商人「えええ!?なんだてっきりそうかと思ってたよ…じゃぁますます気になるな」
女狐「知らない方が良いのよ…もう詮索しないで」
商人「分かったよ…それで…まだ昼間なんだけど明日まで此処に居る感じになるかな?」
女狐「豪族がザワついて居るから少し様子を見た方が良いわ」
商人「幽霊船が外海の沖に居るからだよね?」
女狐「それもあるけれど昨夜何か有ったみたい…あなた知ってる?」
商人「知らないなぁ…今日は船に行けてないんだ」
女狐「嵌められたってボヤいて居るのよ…離反のサイン」
商人「誰に嵌められる?」
女狐「外海にはあなた達の他に髭男爵の兄弟が居るのよ…私の雇い主ね」
商人「あぁ一度戦闘になったな」
女狐「アサシンに聞いたわ」
商人「じゃぁ豪族はその髭男爵の兄弟に嵌められたって言う事になってるのかな?」
女狐「多分…本当ならそろそろ誰か娼館に来る筈なのに今日はまだ来ない」
商人「あぁぁ何となく関係が読めて来たぞ…あのキャラック船への補給は君が絡んでるのか…」
女狐「私と言うか娼館は髭男爵がオーナーよ…公爵の派閥ね」
商人「なるほどねぇ…」
女狐「さて…私は伝令に硫黄の取引量を連絡に行って来るけれど…あなたはどうする?他の嬢をあてがう?」
商人「僕はその欲求がもう無い…あるのはワインが欲しいくらいだ」
女狐「じゃぁ此処で大人しくしてて…もしかしたら壁越しに良い話が聞けるかもしれない」
商人「退屈しのぎか…」
女狐「帰りにワインを持ってきてあげる」
商人「頼むよ…」
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