245:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/16(水) 20:31:41.58 ID:Xx1bIi7d0
『フィン・イッシュ取引所』
ワイワイ ガヤガヤ
何!!?外海側に商船が入っているだと?
そうだ…それで一気に硫黄が出回ってるんだ
やっぱり噂通り闇商人が運んでるんだな…しかも外海か…
アサシン「…やはり此処に居たか…どうだ?調子は」
商人「アサシン!!そりゃもう忙しくてさ…ここから外海側まで馬車で運ばなきゃいけないから…」
アサシン「馬車を雇うのにも資金が必要だな」
商人「そうさ…儲けは全然無いよ」
アサシン「流通が回れば良かろう」
商人「まぁそうだけどね…港が遠いだけで何もかにもお金が掛かる…早く外海の港を作った方が良いね」
アサシン「資材を運ぶ船が無いらしい」
商人「内海の沖に居る船をそっちに回せば良いのに…」
アサシン「霧があってそう上手く行かんのだろう」
商人「…ところで僕に何か用が有って来たんだよね?何かな?」
アサシン「女狐から話を託けて居てな?礼を言いたいらしい」
商人「なんだそんな事か…自分で言いに来たら良いのに」
アサシン「セントラルの諜報で自由には動けんのだ」
商人「女狐は今何処に?酒場?」
アサシン「娼館だ」
商人「ぶっ…娼婦役?」
アサシン「娼館にもいろんな役割がある…情報収集にはもってこいの場所なのだ」
商人「なるほどねぇ…豪族とかベラベラ秘密をしゃべりそうだ」
アサシン「それは兎も角…お前も周りを良く見ていた方が良いぞ?」チラ
商人「んん?狙われてる?」キョロ
アサシン「闇商人が硫黄を運んでいる噂を流しただろう?…そして今硫黄が流通した…」
商人「あぁぁそういう事ね…セントラル側からしたら都合が悪い訳か」
アサシン「そして外海の謎の船にお前が物資を運んでいる…何も起きない方がおかしい」
商人「ふ〜ん…わざわざ警告しに来てくれた訳だ」
アサシン「フフやっと気付いたか…鈍ったな」
商人「どうすれば良いのかな?」
アサシン「昼間は民兵が多いから何も起きんだろうが夜は身を潜めておけ…ガーゴイル退治のどさくさで襲われ兼ねん」
商人「潜めると言ってもねぇ…」
アサシン「鈍い奴だ…娼館に行けと言って居る」
商人「僕が娼館に?ハハもうそんな欲求は無いよ」
アサシン「最後まで言わんと分からんか…女と居る間は誰も邪魔には来ん…安全だと言って居る」
商人「あーー偉い人御用達のアレね…邪魔が入ると色々起きる系の奴…」
アサシン「世話の焼ける…では伝えたぞ?私は戻る…」スタ
商人「伝えたぞって…そうかこれが女狐からのメッセージか…」
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