勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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179:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/16(水) 19:33:08.06 ID:Xx1bIi7d0
『水平迫撃砲』


…この大砲は砲弾の装填が特殊なんでしっかり覚えて

後装式といってこの後ろの蓋を開けて砲弾入れるの…ほんでしっかり蓋閉める

次に火薬を入れるのがコッチ…こっちもやっぱ入れた後蓋をしっかり閉める

照準は2軸式…水平射撃用と遠距離射撃は使う照準器が違うから注意

最後に射撃時は真後ろに立ったらダメね…反動で砲身が動くようになってるからパンチ食らうよ


海賊共「ほう…これはキ・カイの技術かいな?」

女海賊「私のアレンジも入ってるさ…ほんじゃ一発向こうの流氷狙うから見てて…」グイ カチ


ドコーン!!


海賊共「うほーーー」

女海賊「んあぁぁぁ…色々工夫したけど重装射撃砲と同じだなぁ…」

ホムンクルス「砲身が短いのが原因ですね」

女海賊「ホムちゃん分かる?」

ホムンクルス「直進性を増す為にライフル砲を採用している様ですがそれも初速が落ちる原因です」

女海賊「これ無いと狙った所に行かないのさ」

ホムンクルス「では…すこし射角を上げて精度よく当てらる様に照準を工夫すれば良いのでは無いですか?」

女海賊「それさ…相手との距離が正確に分かんないと当たんないんだよ…だから水平にこだわってんのさ」

ホムンクルス「望遠鏡を使って測量していますよね?」

女海賊「ダメダメ…精々300メートルくらいしか精度出せない」

ホムンクルス「分かりました…右目と左目を使って双眼鏡で三角測量する器具を作れば良いと思います」

女海賊「え!!?なるほどそうか…三角法で距離求めるのか」

ホムンクルス「この大砲でしたら測量さえ精度良く行えば600メートル程度の精密砲撃が出来ると思われます」

女海賊「よっし!もうちょいだな…」スタタタ


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