勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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174:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/16(水) 19:30:05.23 ID:Xx1bIi7d0
『甲板』


カチャカチャ コンコン


女海賊「ホムちゃん寒いから無理して付き合わなくて良いよ?」コンコンコン

ホムンクルス「少し体を鍛えようと思いまして…」ヨイショ ヨタヨタ

女海賊「お?どしたん?」

ホムンクルス「妖精さんに追いつけないので…」

女海賊「なるほど!!ほんじゃさ?砲弾をここまで持って来てくれる?」

ホムンクルス「はい…分かりました」

女海賊「危ないから一個づつね」カチャカチャ

ホムンクルス「行って来ます」トコトコ


ヨッコラ ドスン


商人「火鉢持って来たよ…寒いんじゃないかい?」

女海賊「おー分かってんじゃん!」スリスリ

商人「どんな改造してるんだい?」

女海賊「大砲の初速上げて飛距離伸ばす工夫さ…砲身の内側に細工してんの」コンコンコン

商人「へぇ?内側に溝が付くようにしてるのか…それだと口径が小さくなるね」

女海賊「威力よりも飛距離と精度の方が重要なんだよ…当たんなきゃ意味無いから」

商人「どのくらいの距離を想定してる?」

女海賊「そうだなぁ…600メートルでそこそこの命中精度出れば海戦で負ける事無いと思うな」

商人「あれ?普通の大砲ってそんなもんじゃない?」

女海賊「それは最大射程の話だね…そんなんそうそう当たんない…私が欲しい最大射程は1500メートル以上」

商人「なるほどね…」

女海賊「相手の射程外からどんだけ当てられるかってのが重要なのさ…当てられれば大砲1門で十分」

商人「ふむ…海賊は大体300メートルくらいの撃ち合いだね」

女海賊「そうそう…てか角度合わせたり色々あってそんな当たんないんだよ」

商人「当たらない弾は撃つだけ無駄だねぇ…」

女海賊「海賊はバカだからそこら辺分かって無いのさ」

商人「なんか…改造に結構時間掛かりそうだね?」

女海賊「てか何か手伝えよ…ちょいバラして転がった部品集めといて」

商人「ハハまぁ暇だったし少し手伝うかな」ヨッコラ


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