勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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147:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/16(水) 19:13:41.01 ID:Xx1bIi7d0
『ハテノ村_古代遺跡』


ヒソヒソ ヒソヒソ


ノアの箱舟伝説の後に大洪水を起こしたのは神のせいだと決めつけた人間達が…

神が住む天界まで登る塔を建造した…それがバベルの塔…

でも神の逆鱗に触れいかづちによって破壊されてしまった…その場所がメソポタミアの地にある


情報屋「確証は無いけれどその場所こそ暁の墓所に当たるのでは無いかと…」

魔女「ふむ…現在では不毛の地か…」

商人「天界って何だろうね?」

情報屋「聖書に天空の城が描かれてる…当時は空を飛ぶ城が在ったのかも知れない」

魔女「実はのぅ…ニライカナイは浮島じゃ無いかと盗賊が言って居ったのじゃ」

商人「それが空を飛んでた?」

魔女「古代魔術の重力魔法を用いれば可能やも知れぬ…重力魔法の触媒は主に黄金じゃ」

情報屋「…という事は黄金と一緒にニライカナイに沈んでる可能性もあるのね」

魔女「今では黄金では無くアダマンタイトじゃがな」

商人「2100年前に時の王たちと共にその理想郷を復活させようとしたのかもね…結果的に失敗した様だけど」

魔女「死者が集う理想郷じゃと言う話がどうも引っかかるのぅ…」

情報屋「それって集合意識の事では?」

魔女「確かにそういう解釈も出来る…」

商人「天空の城が在ったとしてそこにアヌンナキが鎮座して一体何だと言うんだ?」

魔女「神のみぞ知るじゃな…」

情報屋「箱舟を失ってしまった後ではそういう方法でしか天に近付けない…とか?」

商人「何の為に天に近付くのかも良く分からない…やっぱり神は理解出来ないや」

魔女「ちと待てい…」

商人「んん?」

魔女「月に近付こうとしては居らんか?」

商人「ええ!!?」

魔女「狭間を通じて語り掛けて来るのはアヌだけでは無かろう…妖精も語り掛けて来るじゃろう」

情報屋「妖精の声に従ってる?」

魔女「アヌの声を聞くのはオークシャーマンだけじゃ…他の者は妖精の声を聞く」

商人「なるほど…それだとそれぞれの目的にその内行き違いが生じる…それが暁と黄昏が分かれた原因かもしれない」

情報屋「月に近付く為だけに天空の城を復活させようとした…でも黄昏の賢者の狙いは他に在った…そして破綻」

魔女「ニライカナイに量子転移を使った痕跡も有ったのじゃ…つまり魔王もそこに介在したのじゃ」

商人「キーになる物はニライカナイに沈んで居そうだ」

情報屋「それなら探しに行けないわ…」

魔女「月が退魔の光を発するようになれば行けるやも知れん」

情報屋「それなら私も行きたい…」



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