11:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/30(木) 20:07:44.89 ID:KpvTj3yS0
『夜』
ドゥルルルン〜♪
時代は移り風士は変わり〜♪
主にある民は分かれても〜♪
みことばをのべ共ににパンをさく〜♪
盗賊「やっと静かになって俺達の時間だ…」
商人「情報屋は?」
盗賊「なんだか青年に色々教えてて俺は構って貰えん…」グビ
商人「ハハなんか冷たいねぇ」
盗賊「まぁ気を遣わんで良いのがアイツの良い所だ」
商人「心配して損したかい?」
盗賊「生きてりゃ良いんだ…多少痛い事は誰にでもある」
商人「その割に動揺してたじゃ無いか」
盗賊「ヌハハまぁそういう事もあるわな?…ほんであの2人はまだ帰って来んのか?」
商人「なんか新型のワイヤー装置作ってたんだよ…多分2人で試しに行ってるね」
盗賊「相性良さそうだな…あの2人は」
商人「そうだね…2人共トラブルメイカーだけど」
盗賊「違い無いぇ!!ダハハハ」
商人「それで地下の状況はどうなんだい?」
盗賊「兵隊がチラチラ救出されてて…今30人ぐらいか?」
商人「そんなに増えてるのか…」
盗賊「まぁ負傷して戦えん奴も居るから実質そんなに居らん」
商人「負傷と言うと?」
盗賊「ええと闇の術だっけな…くそデカイ出来物が出来る病気だ…それの治療で結構消耗すんのよ」
商人「あぁ…盗賊が掛かってたやつか」
盗賊「ちゃんと回復するまでしばらく戦えんな…まぁ瀕死な訳だ」
商人「それを地下で治療してるのか…感染防止とは言え結構酷い環境だね」
盗賊「だから息抜きで地上に交代で出てる訳だ…文句言えんな」
商人「兵隊達の反応はどうかな?」
盗賊「驚いてんな…特にあの黒の同胞だった奴…理想郷を見つけたと言って泣き崩れてた」
商人「理想郷…確かにハテノ村は理想に近い」
盗賊「俺はアイツの気持ちが痛い程分かる…多分黒の同胞の中で俺みたいなポジションの奴だ」
商人「へぇ?」
盗賊「沢山仲間失ったんだろうな…自分だけ生き残って尚戦い続けてる…理想郷の為に」
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