【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.4
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493: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/09(水) 21:10:53.45 ID:nQKkMRrM0
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【水素の吸引機】

冬優子が美容のために病院からせしめていた機械も、どうやら爆発に巻き込まれていたらしい。
水素を閉じ込めていたボンベはその面影もないほどに弾け飛んでおり、吸引のためのパイプは根元からひんまがっている。
こうなっては美しさから最も遠い所にある機械かもしれない。


ルカ「あーあ、これじゃ使い物になんねーな。ったく、水素なんか本当に意味ある物なのかね」

にちか「うーわ、そういう一歩引いたスタンスとってるのマジでダサいですよ。分かってるアピールしないと気が済まないんですか?」

美琴「これもウサミのヒントだったみたいだね」


使い物にならないはずのボタンを美琴が押してみると、すけたたましい轟音と共に機械は水素ではない何か別のものを吐き出し始めた。
すっかり淀み切った黒煙が現れたかと思うと、そのまま私たちを取り囲むようにして、一寸先の仲間の顔も見えないほどに充満した。


ルカ「お、おい……なんだこれ……何が起きてる……!」


にちかと美琴を探して煙を掻き分けるようにした。手の振りに合わせて煙は退いたが、そこに在ったのはその二人の姿ではなく。



美琴『……【浅倉透】、このコロシアイであなたは命を落としていると書かれているけれど、どうしてここにあなたがいるのかな』



浅倉透と美琴の二人の姿だった。
だけど、さっきまでの美琴とはどこか違う。
さっきまでにはなかった明確な敵意と殺意を込めた視線に、これまで感じたことのない熱。
今一緒にレクに参加していたのとは、まるっきりの別人と言ってしまった方がいい。



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